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2005年12月 3日 (土)

TPOにあった音づくり

Pr40cherrywoodbox 小生、ここ数年は『HiFi Audio in SSB』に興味を持ち、色々と検討をおこなっています。
その究極目標は、過去のBlogでも書いていますが『3KHzという限られた帯域しか使っていないのに、肉声に近い音に聞こえる』という音づくりです。 さて、それを目指して修行中の小生が日頃留意しているのは、『TPOに合わせた音づくり』です。

イコライザを使って低音をドーンと出し『フランク永井』の声にするのも良いのですが、その音はDXには向きません。 特に、弱い信号でそういう音を聞くと、『もわもわ』言っているのが聞こえるだけでサッパリ聞きとれません。 非常に了解度が悪くなり百害あって一利無しです。 やはり、S/Nが良い状態でやらないと、そうした音は相手(受信側)を困らせることになります。

Silver Eagleが何故、Pile upに強いかというと、人間の耳にとって一番聞き取りやすい周波数に音の成分があるからです。具体的には、Silver Eagleの場合、2KHzから上の領域の特性が持ち上がっています。SSB通信においては、一般的に2.4KHz近傍の音を持ち上げてやれば了解度が上がりますので、丁度、Silver Eagleの特性と人間の声が上手くマッチングし『抜けの良い音』になっています。(なお、2.8KHzより上は、『シャリシャリ音』がしだす領域なので逆に耳障りな部分です。広帯域で送信する場合、この領域を切ってやらないと『金属音』がします)

 また、Silver Eagleに代表される中高音がBoostされた音は、受信信号がノイズレベルすれすれの時にも、その真価を発揮します。(これは多くの方が経験されている事かと思います)
そうした状況下では、上記で述べたとおり、『フランク永井』の音ではNGです。 ただ、面白いのはその時『フランク永井』の音から300Hz以下の低域をカットしてやるだけで、了解度がかなり上がります(つまり他の領域には一切、手を加えていないのに、という意味です)。 これは、人間の耳が持つ特性からきているのだと思いますが不思議です。

小生はその道の専門家ではないので断言は出来ませんが、人間の耳というのは、可聴周波数内で均一な感度を持っていないのだと思います。感度の高い周波数領域と、低い領域があると思われます。 そこで、その特性を逆に利用してやれば、了解度の高い音づくりも出来る訳で、また時には、耳の錯覚を利用したトリッキーな音づくりも可能なのだと思っています。 

ただ、人が心地よいと思う音は千差万別なので、万人受けするような音づくりは本当に難しいと思います。ある程度、独善的に作り込んでゆくしかないのかも知れません。ラグチュー用、DX用、昼用、夜用(?)、女性用(?)等々、TPOに応じた音を用意出来れば申し分なしですが、現実問題としてはそこまでやり切れるわけもなく、小生の場合は、現在の所『ラグチュー用』と、『DX用(Pile up兼用)』の2種類のパラメータセットを主に使い分けています。
(両者は共に3KHz近い変調帯域を使っていますが、イコライザの設定のみで音色がこれだけ違います。 FT DX 9000Dで送信した音を、FT-1000MPで受信したときの音です。 因みにマイクは今、話題の(?) Heil PR40を使用しました )

...ここ数年DXコンディションが低下しているため、それに打ち込んでいた時間をもてあまし気味になったとき、小生、このような世界に入り込んだわけですが、運良く没頭でき無線熱が下がらず良かったなあ....と思っています。 仕事でも同じくらい専念できれば....(自分で言うこと無いか)。

初稿:2005年9月23日

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