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2007年1月 7日 (日)

超強力なコマーシャル局の狭間で埋もれている弱い信号を拾い上げる (with FT DX 9000D)

China この時期の短波帯、とりわけ7MHz周辺は強力なコマーシャル局が林立しています。
夜間~朝方の7MHzバンドの上の方はそれらハイパー強力局の混変調を激しく受けてしまい、とても無線交信に利用できる状態じゃありません。

因みに昨日朝の7110kHzの北京は、+60dB以上の強さでした。
FT DX 9000DのSメーターが一番右端まで振りきってしまい、そこから動かない状態でしたからね。 
一体何キロワット(ギガワット?)出しているのか知りませんが、恐ろしいまでの強さでした。
これくらい強いとサイドスプラッシュや、抑圧も相当なもので、10kHz離れている別の放送局の信号でさえ完全にマスクされてしまいます。

さて、今回、受信機側の機能でこのマスクされてしまっている放送局の信号をどれくらい拾い上げられるのか、試験をしてみました。
一昨年、『ルーフィングフィルタ』の評価記事を当Blogに載せましたが、今回は、ルーフィングフィルタ以外の機能も総動員した際の性能評価です。

具体的には、
①IPO OFF (RF AMP OFF)
②μ同調回路
③ルーフィングフィルタ(3kHz)
取りあえずこの3つを総動員させて、埋もれている信号を拾い上げる試みをしてみました。 
尚、μ同調回路に関しては、リグが自動選択するポジション、即ち、Qのセンターで使用することにしました(再現性を維持する為)。

今回の受信周波数は7120kHz。 この10kHz下には驚異のオーバー+60dB、北京がいます。 実は最初、この7120kHzに放送局がいるとは思っていなかったので試験にはもってこいと思いトライしてみることに。
さて、どうなります事やら。

少し時間間隔を置き、2種類録音してみました。
■ファイル1 「9000Rx.mp3」をダウンロード
 0~5sec 何の操作もしていない状態
 5~9sec IPO、μ同調、ルーフィングフィルタを矢継ぎ早に設定
 9~15sec 全ての機能が効いている状態

次に、
■ファイル2 (録音時間40sec) 「9000Rx_2.mp3」をダウンロード
 0~5sec 何も操作していない状態
 5~10sec IPOを切る(RFアンプOFF)
10~15sec 上記に加え、μ同調回路ON
15~30sec 上記に加えルーフィングフィルタ3kHzに設定してモニタ(”総動員”の状態)
30~40sec 上記でおこなった設定を全て解除し元の状態にしてモニタ

強力局から放たれるスプラッシュの強さや、どれくらい離れているかにより、効果は様々かと思いますが、上記『総動員』により結構な効果があることは確認できました。
RFにしても、IFにしても『フィルタリング』の大切さを感じた次第。

....それにしても オーバー +60dB。 北京恐るべし。

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コメント

う〜〜〜む。
効果の程が良くわかりますね。

投稿: JA6REX | 2007年1月 8日 (月) 23時43分

聞こえなかった信号が聞こえてくると、やはり嬉しいものです。LOW BANDだと、特にフロントエンドの重要さを実感できますね。 どうぞお試しあれ!

投稿: JA1BBP 早坂 | 2007年1月 9日 (火) 21時16分

すごいですねぇ~。
人間パーカッションが引いて、信号の声が聞こえてきました。
それにしても北京恐るべしですね~。

投稿: JO1KVS | 2007年1月13日 (土) 16時43分

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