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2007年11月 1日 (木)

東京モーターショー2007

Index_public_img01_bg 今回で40回目になる東京モーターショーに行ってきました。
会場に着いたのが09:30。 開場30分前、しかも平日だというのに既に長蛇の列が。
みんな車が好きなんですねえ。

一応、こちらは会社のお金を使って行っているので、一般客とはちょっと目的が違うんですが、まあカメラ持ってパチパチ撮っている分には、何も変わりませんですHi。

ここ数年、自動車業界が直面している大きな課題は環境問題と、エネルギー問題。 今回のモーターショーは、特にそれが強調された出品が多かったです。
環境問題と言えば、以前は大気汚染を意味していましたが、今ではそれに加え、地球温暖化という問題も加えられています。 自動車から排出されるCO2は、産業全体の1/4~1/3程度なのですが、それでも真面目に対策しなくてはならない状況に追い込まれています。  
エネルギー問題に関しては、石油代替エネルギーへの転換が課題となっており、各社が膨大な開発リソースを投入しています。

特にBRICsを中心に、車の需要が急速に伸びている昨今、このままゆくと温室効果ガスの増大と、エネルギー危機が同時に到来するのは必定。
とは言え、先進諸国が、BRICsなどに対して、『俺たちは自動車に好き放題乗るが、お前達は自転車で我慢しろ』とは言えないですから、ではどうしましょうか?ということになる訳です。
Tms_1 そこで、技術力のある先進国の自動車メーカーが、上記の課題を克服するために責務を負い、頑張っているというのが現状です。

ただ、『責務』と言えば格好良く聞こえますが、ビジネス面での旨味があるのも確かです。 トヨタや、日産、ホンダが、ここ数年、過去最高の売り上げや、営業利益を上げているのは、BRICsなどの成長市場のお陰なんです。 日本市場が、バブル時に比べ200万台も販売台数が落ち込んでいるにも関わらず業績が好調というのは、海外市場が拡大しているからに他なりません。 

さて、話しを環境問題に戻しますと、何れにせよこれをやれば解決!という”特効薬”は無いので、色々な対応を各社やっているというのが現状です。 一口にCO2の排出削減策と言っても、
・ディーゼルエンジンの普及拡大(因みにヨーロッパでは、販売されている車の50~60%は、既にディーゼル車です)
・燃費の向上(エンジン、タイヤの改善など)
・ハイブリッドカー、電気自動車への切り替え
・燃料電池車の開発
など様々で、当面はこれらを組み合わせてCO2対策が進められる筈です。 

Tms_2次にエネルギー問題についてですが、中国、インドで急速にモータリゼーションが進んでいるのは諸兄ご存じの通りで、それ故に化石燃料(ガソリン、軽油)を前提にした車の将来に対し危機が叫ばれています。
何せ、両国合わせて20億人(!)を超える市場ですから、そこで石油をがぶ飲みされた暁には、第一次、第二次石油ショックどころの騒ぎではありません。 (因みに、石油はあと40年しかもちません)。
そこで中国、インドにこそ、燃費が良く、CO2も出さない現在実現できる最先端の車を投入しなければならないというのが、先進主要国の自動車メーカーの一致した考えなんですね。
昔は、(減価償却がとっくに終わった製造ラインを使い)本国の1つか2つ前のモデル作り、後進国に輸出しボロ儲けてしていた訳ですが、今では上記のような理由からそのようなことは出来ません。

Tms_5ちょっと、今回は難しい話しになりましたが、車は、単なる移動手段ではなく、今や様々な方面で深く社会に浸透している存在ですから、既に社会に不可欠の存在です。
そうした車社会を今後も持続可能なもとのする為の真剣な検討が現在、自動車業界で行われており、その紹介・発表の場が『モーターショー』となっています。

確かに、ワクワクする車、憧れを抱くような車も見たいですが、『持続可能な社会をどう実現して行くのか』という視点から、エコカーを考えてみるのも必要でしょう。
小生、決して自動車メーカーの回し者ではありませんが、職業柄自動車業界の人とのつながりが深いため、ちょっとこのBlogを通じ、コメントした次第です。

さて、堅い話は以上まででTms_l2 、後は、モーターショーの華でもご覧あれ (一応、自分のデジカメで撮ったものです。クリックすると、大きくなります)。
いや~、会場にはカメラを持参している人が沢山いましたが、高価なデジカメ一眼レフを持ち『コンパニオンだけ』を撮っている殿方も結構多いんですよね。 皆さん頑張ってますなあ~。(ん? 自分も似たり寄ったりか??)

Tms_l1

Tms_l4 Tms_l3

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コメント

ご意見誠に御尤も、私はいった事がありませんが、行ったらきっとNISAN GT-Rに釘付けかもしれません。

2枚目の写真は我が田舎から運ばれた大蛇ですね。


車の絵が3枚に対してお女中の絵は4枚、殿の粋な計らいでございますな~・・・(おっとここはmixiではなかった) 失敬!

投稿: JA9JWL 飛田 | 2007年11月 1日 (木) 21時14分

>行ったらきっとNISAN GT-Rに釘付けかもしれません。

予想通り、GT-Rの周りは人でごった返していました。 演出もすばらしく、『男子たるもの一生のうちに一度は、こうした車を手にしてみたいと』思わせるものでした。
0-100km/h加速が3.6秒のモンスターカーが、Porscheや、Ferrariの半額以下で登場した訳ですから、車好きにとっては生唾ごっくんです。

光岡の大蛇もなかなかセンセーショナルな展示がされていました。 他社にはない非常にユニークなフェイスをしていますので、結構人だかりがありました。
地方企業、中小企業の代表として頑張っているのがよく分かりました。 ただ、大蛇は1,000万円前後の車なので、ちょっと庶民には手が出ませんHi。

もし小生の懐に1,000万円あったら、迷わず777万円のGT-Rを買ってしまうんだろうなあ....。 

投稿: JA1BBP 早坂 | 2007年11月 2日 (金) 12時37分

ニュルブルクリンクでポルシェのタイムを
破った GT-Rを生で見たかったです!
777万からって言われても...

投稿: JP1LMD 中澤 | 2007年11月 4日 (日) 11時18分

>777万からって言われても...

ポルシェの1/2、1/3といわれて777万円(から)ですからね。 一般市民にはちょっと....。 
まあ、大衆車じゃないですから、あまり身近に感じる”価格帯”でも駄目なんで、メーカーも値付けには苦労したことと思います。小生は、GT-Rを特集した自動車雑誌でも買ってうっとりするすることにします。 


投稿: JA1BBP 早坂 | 2007年11月 4日 (日) 16時35分

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