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2007年12月23日 (日)

FT DX 9000D: 受信 f 特の改善

Dx9000_rx_improved

『無線機』にオーディオ並のf特を求める、メーカー泣かせの大魔王。
今年は、Rx段にも手を加えました。
上のチャートは、現在の当方が使用している9000Dのf 特です。
正規のノイズジェネレータを使ったものではなく、受信ホワイトノイズをソースとして測定したものなので(2000 samplings)、ちょっといい加減ですが、それでも50Hz~4.9kHzの領域に於いてほぼフラットな特性を維持しています。

特に、SSBで実際に使用される音域70Hz(声の低い人の基本周波数)~3kHz(電波法上の上限)に限ってその特性を眺めてみると、ほぼ一直線。
うふっ♡  この特性が欲しかったんです。 理屈的には、相手が送信している周波数特性を、ほぼ忠実に再現できる事になりますのでね。
勿論、無線機内で位相歪みや、振幅歪みは当然発生するわけですから、全てに於いて忠実とは言えないにしても、一応、精神衛生上この特性は以前から欲しかったもので、遂にそれが今年実現しました。

尚、このチャートは受信モードをAMとしたときの特性なので、LSBや、USBの場合は、特性が異なります(具体的には、3kHz以上と、60Hz以下の領域がAM時よりも垂れる)。
ただ、上記SSBで使用される領域では、ツライチ特性なのでまったく実用上不満はありません。

ところでWDXCに当改造(勿論、有償改造)して貰ってからというもの、音声に電源ハムが乗った局は、一発で分かるようになりました。
通常の無線機では、50Hz付近は相当ゲインが落ちているため、ハムが入っていても気づきにくいんですが、この9000Dは、減衰無くハム音が再生されるため直ぐにわかります。
ハム音を聞くために改造したわけではないんですが、これも改造の副作用と捉え受け入れています。

その他の副作用としては、AFアンプ部の改造により、送信モニタ音の特性が変わったこと。 以前よりも低域の再現性が良くなったため、低音がふくよかに聞こえてしまい『う、俺は今までこんなに低音を出していたんだ』...と反省。 そんなわけで、現在は音づくりをやり直している最中。

一方、改造(本来の)効果としては、やはり低域の再現性の向上が第一に挙げられます。特に、基本周波数が100Hz以下のOM諸氏のVoiceが以前より綺麗に聞こえるようになりました。
あと、ノイズレベルすれすれのSSB信号に対する了解度が上がったと感じています。 勿論、相手の声質や、音声成分の分布にも依りますが、少し聞き取りやすくなっています。
一般的に、中高域の音が了解度に大きな影響を与えると言われていますが、低域のファクターも否定できません。 帯域が広い方が、情報量が増える訳で、音のバランスさえしっかりしていれば低域が聞こえていた方が、大脳での言語判定能力が向上するのではないかと解釈しています。

まあ、我ながら自己満足の世界に浸っていますが、毎度毎度、こちらからの無理難題を受けてくれるWDXCには感謝感謝です。
さて、来年は何を....

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コメント

私が 手放すと良くなっていきますね...
昨日7700 手に入りました!
   

投稿: JP1LMD 中澤 | 2007年12月23日 (日) 20時43分

>私が 手放すと良くなっていきますね...
無線機と長くつきあうには『不満な点は、(メーカーに)改善して貰う』或いは、『自分で改善する』しかないと思っています。

>昨日7700 手に入りました!
mixiでおニューの写真を見ました。 羨ましい! 是非、インプレッションをお願いします。

投稿: JA1BBP 早坂 | 2007年12月24日 (月) 10時09分

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