DMS カップリングコンデンサ マッチング中
DMSに使っているOPアンプは単電源動作させています。 従って、OPアンプの出力には常に直流バイアスが掛かっているので次段との間にはカップリングコンデンサが必要です。
また、後段(無線機)との、アース電位の差によるトラブルを避ける為にも、カップリングコンデンサを挿入しています。
後者の目的の為には、本来であればもう一段トランスを使い、直流的なループを切ってやれば良いんですが、何せJENSENは高価なので、それは将来の課題と言うことで....
最初は、数μF程度の奴を入れてやればいいや、と思って使っていたんですが、f特をとってみると低域側がかなり落ち込んでいることを発見。
こりゃ、容量をマッチングし直さなくっちゃ。
丁度その頃、JI1ANI福井さんとのやりとりの中で『ソケットにして差し替えてみたらどうか?』というコメントが。 うふっ、このアイディア、いただき!
早速、基板にソケットを差し込み、色々な容量、色々なタイプのコンデンサに付け替え
■f特と、
■音質
の評価を開始。
結果、容量的には47μF以上付ければ良いことが分かったんですが、コンデンサの種類とメーカーにより音は結構変わります。 そんなわけで今、音質の面からマッチングを続けています。
これまでの所、5種類のケミコンを評価しましたが、(今のところ) ニチコンのFine Gold(FG)シリーズが最高です!
写真右側に写っているゴールドのコンデンサです。 音に深みというか、味わいが出てくるんですね、これ。
サンヨーのOSコンもまずまずですが、ちょっと線が細い感じ。 ブラックゲートは、現在入手困難な為、未検証。
何れにしてもFine Goldはお勧めですよ(”ゴールドラベル”と名付けようかしらん)。
あ、因みにJENSENと、MAX7403とのカップリングには、東一のビタミンQを使っています。
...また、エンドレスの世界にはまりこんでしまった。
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コメント
低域側が・・・ということは、今回の定数変更で先日の美声に厚みが加わったような感じになりますね。
それはいいなぁ~。い~い感じのバランスになりそうですね。
3μFだと厚みの出し方が難しそうに感じましたが、今は結構厚みがあるけど、以前よりも全体的にスッキリした感じになっているのではないかと想像しています。
投稿: JI1ANI 福井 | 2008年3月 6日 (木) 20時56分
ソケット技、ナイスです!。
ブレッドボードみたいな使い方ですね。
投稿: JO1KVS | 2008年3月 6日 (木) 22時31分
ブラックゲートは秋葉のラジオ会館4Fの若松通商にあったと思います。ノンポーラ赤ラベルがあります。(最近秋葉に行っていません。なかったらごめんさない)
オーディオ系の部品があります。参考まで。
http://www.wakamatsu-net.com/biz/
投稿: JG2IYR 杉山 | 2008年3月 6日 (木) 23時09分
福井さん
>3μFだと厚みの出し方が難しそうに感じましたが
DMS単体でf特をとったときには、3μFでもOKだったんですが、実際に無線機に接続すると、相手側の入力インピーダンスとの兼ね合いでf特が悪くなったというのが事の顛末です。 今回のマッチングで60Hz~3000Hzまで、ほぼフラットな送信特性が実現できました。 マイクが捉えた音をほぼ忠実に送信できるようになりました。 知り合いの局からのレポートですと、『低域が出ている割にはスッキリ聞こえる』とのことでした。 うふっ♡
小出さん
このソケットで色々な評価が出来ました。 結果は近日中に記事にする予定です。
杉山さん
...コメント戴くのは始めてでしょうか。 ようこそ!!
ブラックゲートは、ラジオデパートの2Fで何とか入手できました。 これも近々記事にします。
投稿: JA1BBP 早坂 | 2008年3月 6日 (木) 23時54分