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2008年3月10日 (月)

TAKA Tuned ”VoiceMaster Pro”

Taka_vmp_2 工房TAKAに改造を依頼していたVoiceMaster Proが昨日戻ってきました。

VoiceMaster Pro(以下、VMP)は、ここ数年メイン機として使用しており、特に不満はなかったんですが、アマチュアが入手できる価格帯のアンプで、音を極めてみたいと思い、TAKAさんに改造を依頼。

TAKAさんはこれまで、色々なマイクや、マイクプリの改造を手がけてきていますが、VMPは初めてとのこと。
『でも、勉強を兼ねてやってみます』という返答を貰ったので改造を依頼することに。

改造には、かれこれ二週間掛かりましたが実は色々とエピソードがありました。

<その1>
到着直後のTAKAさんからのメール。

>プリアンプ基盤のチップ抵抗220Ωの大きさが1まわり大きいサイズのようで、何と縦にハンダ付けされていました。
>それも芋ハンダで、軽く触ると外れてしまいました。
>他とのハンダ付け状態が明らかに異なるので、修理痕のようにも見えます。
>首の皮1枚で、導通していたもようです(怖)。

その後の続報が、

> あまりに醜いハンダ付けです!
> 更にチップ抵抗を縦にハンダ付けするとは、すさまじすぎますね。
> ハンダが芋ハンダ&てんぷらハンダになってて、マイクケーブルなどを作る用途の一般的なハンダゴテで作業したのでしょうね。
> チップ抵抗の端子が酸化(炭化?)してて、カッターの刃で炭化物を慎重に剥がし、スズメッキ部を出す作業しましたが、どういうわけか
> 抵抗∞になってしまってて、おしゃかになりました。
> たまたま220Ωではない200Ωチップ抵抗があったので、これを入れてとりあえず修復しました。
> 近々アキバ等から220Ω正規抵抗値を取り寄せ交換しておきます。

ぞお~っ。 実は3年くらい前にVMPから音が出なくなり、修理に出したんですが、そのときの修理跡に違いありません。
見えない場所だからといって、テキトーに修理して返してよこすメーカーの対応には頭に来ます。

<その2>
その数日後のメール。

> 例のチップ抵抗を通販で入手し、取り付ける前に念のため抵抗端の電圧を測って、許容電力を計算してみました。
> 何と、電圧が10v近くあり、抵抗値が220Ωなので、必要耐電力はほぼ1/2Wと判明。
> とりあえず取り付けたチップ抵抗が1/8Wだったのに、焼け焦げなかったので、同じW値を買ってしまい、これでは危険と判断しました。
> チップ抵抗1/2Wは、通販では、入手難ゆえ、近々秋葉原で探そうと思います。

間に合わせで同じサイズのチップ抵抗に付け替えてくれたようですが、そもそも”テキトー修理”で付けられていたチップ自体のワット数が少なかったようです。
その後、下記の連絡があり。

>先日秋葉原行って例のチップ抵抗探しましたが、1/2Wタイプは、1リールの取り寄せとかになってしまい、たかが1個ゆえ、断念しました。
>WEB上でやっと発見し、100個入りですが、送料入れて\2.000弱と、まー、しょうがない金額ですね。

ふう~、ご苦労様でした。

<その3>
改造内容に関するメール。

> 1608サイズチップ抵抗がやたらと多く、ハンダを吸い取り、再ハンダするのは、ウルトラCクラスの難易度でした。
> 再ハンダしたあとも、これでもか!といわんばかりに、再加熱&基板に押し当てています。
> もう慣れましたので、ハンダ吸い取り機で吸い取ってしまうというドジは踏まなくなりましたが、手ごわい作業です(笑)。
> 何が手ごわいかというと、極小チップ抵抗に対し、糸ハンダ直径が1Φサイズのため(ハンダ径のほうが太い)、手先に神経を集中させま
> くらないと、盛りすぎたりします。
> 1608サイズのチップ部品のハンダ交換で、何が辛いかというと、糸ハンダ径が1Φのため、ややもすると、ハンダ盛りすぎになることです。
> 更に怖いのが、熱破壊です。
>
> 電源回路の整流用ダイオードもチップタイプとなっていました。
> 時代ですかね~・・・。
> あまりの高密度ゆえ、単線化はムリでしたが、ハンダ交換の最終工程としての再加熱時、しっかり基板に押し付けていますので、接合部は
> 単線化に近い、かなり良い状態といえます。
>
> 事後報告
> リアパネルマイクin近くにINSERT
> SEND/RETURNジャックがありますが、RETURNにフォンプラグをさすと、回線が切れることが判明しました(当然ですね)。
> フォンジャック内部がスイッチとなっており、音質上好ましくないので、単線にてSEND/RETURNをバイパスしてしまいました。
> つまり、RETURNジャックに外部機器を割り込ませようとして、RETURNジャックにさしても割り込めないということです。
> これだけ、多彩な機能を有しているのにSEND/RETURNが付いてるというのは、、全く理解できません。
>
> 音質のこと
> 特に低域のレスポンスが俊敏になったと思います。
> 更に低域から高域までの時間軸が一致した感じになりましたので、リアルさが増したともいえますね。

以上、TAKAさんからのメールの一部を紹介しましたが、今回も実に気合いの入った改造をして貰いました。 

安物のMIC2200が大化けするTAKAさんの改造テクニック(2/24付け記事参照)。 
では、もともとFBな音がするVMPを改造したらどのような音になるのか?
うふっ。 それは週末のお楽しみと言うことで。

あ~あ、また病気がはじまった.... 

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コメント

・・・・TAKAチューンのVMPにDMSですね。それは・・・・病気の再発ですね。残念ながらかなり進行しているようです。
でも、まぁ、40周年の時に「あ!」と思ったのですが・・・やはり・・・。
今度是非お聞かせください。大口径のコンデンサーマイクだと良いポテンシャルが出そうですねぇ。

投稿: JI1ANI 福井 | 2008年3月10日 (月) 22時25分

>それは・・・・病気の再発ですね。

あはは。 過去何度も再発と治癒を繰り返してきていますので、『不治の病』という訳ではないと思っていますcoldsweats01

>今度是非お聞かせください。

現在、エージングをしているので週末にはお披露目ができそうです。 お楽しみに。

投稿: JA1BBP 早坂 | 2008年3月11日 (火) 12時05分

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