« 『高周波 低周波 フィルタの製作と活用』 CQ出版 | トップページ | スピーカー切り替え器の製作 »

2008年5月24日 (土)

悪いのはこいつだ! : ボリューム

Vr_1数年前に組み立てたエレキットの真空管アンプ
昨年暮れ頃からボリュームがガリってきました。 日頃は、あまり音量を変えることがないのでそのままにしておいたんですが、だんだんとガリが酷くなってきたので、意を決して修理することにしました。

アンプをばらしてみると、ALPS製のボリューム(100kΩ二連 Bタイプ)が使われていました。
一流メーカー製のくせして、こんなに早くガリるなんて。 ブツブツ。pout
さて、このボリューム。写真のように摺動部分がプラスチックケースの中に入っているので、外部から接点は全く見えません。
う~ん、困った。 これではCRC 5-56を吹きかけることが出来ない。

と、よく見るとプラスチックの型同士を組み合わせているところに僅かな隙間があります。
『よし! ここに5-56を吹きかけてやろう』
というわけで、半ば強引に5-56を吹きかけることにしました。 スプレーすること約10秒。
ちょっとやり過ぎかなと思うくらい長く吹き付け、後はボリュームのシャフトをぐりぐり回す。
さて、これで上手くいったかな。 

ボリュームを基板に付け直し、スピーカーケーブルを繋ぎ、ボリュームを恐る恐る回すと、.....

ガリが無くなってる。 『やったー!!』 凄いぞ、CRC 5-56!と内心喜ぶ。

...のも束の間。 音が何となくモヤついている感じがする。 音の輪郭が少し丸くなった感じ。despair
う...これはボリュームの接点に5-56が入ったからだ。 摺動部の表面に変な境界が出来たからに違いない。

Vr_2 因みに、このボリュームはアンプのファーストステージ、つまり、入力信号を最初に受ける箇所に使われており、ここでレベル調整された信号が、カップリングコンデンサを経由し、真空管のグリッドへ伝えられます。 要するにアンプの一番入り口に使われている部品なので軽視できない部品と言えます。

う~ん、ガリは直ったのに、肝心の音質が劣化するようじゃ話にならん。 もしかしたら、気のせいかも知れないくらい、ちょっとした違いなんですが、こうなったらもう我慢できません。
さっそく翌日、会社帰りに秋葉原に立ち寄り同じものを買い求めてきました。

値段は何と400円! 高すぎると思ったものの、値切ったところで安くなるわけでもないので素直に買ってきたのでありました。
そして今日、ボリュームを交換し、修理は無事終了。

交換後の音を聴くと、やはり以前のように輪郭がハッキリした感じがします。 とりあえず、400円の出費に心の収まりがついた感じですHi。

接点復活材の類は便利は便利ですけど、用途を考えないとデメリットもあるということを経験した次第です。

|

« 『高周波 低周波 フィルタの製作と活用』 CQ出版 | トップページ | スピーカー切り替え器の製作 »

HiFi Audio in SSB、音関連」カテゴリの記事

コメント

なるほど、電気は通っていても潤滑油の影響が出てしまうんですね。
音の差で聞き分けるとはさすがです。
さて、私は最近CRC556ではなく、ナスカルブという製品を使うようになりました。
これ一度吹きかけると効果は半永久的。すぐ消えてしまううえにグリス成分を洗い流して返ってワイヤー類にはよろしくない556とは大違いです。グリスタイプではナスカグリスというのもあります。金属がこすれあうような稼動部分には非常に良いです。
きっとこれ、ボリュームには向かないと思います。なにしろ皮膜が長持ちですから。
でも機械的なものには非常に良いのでお試しください。
ファクトリーギア各店で入手可能です。お値段はびっくり2500円です。

投稿: JO1KVS | 2008年5月24日 (土) 21時10分

情報有り難う御座います。 ナスカルブですか。 
ネットでパッケージを確認しましたが、これ、どこかで目にした記憶があります。
今、使っている5-56は増量タイプのもので、何年経ってもなかなか無くならないものですから、これまで同種の潤滑剤には余り気が回りませんでした。
5-56は、重宝していますが、何せあの独特の臭いがありますからね。 今度、ナスカルブ、ナスカグリルも検討してみます。
(5-56は、自転車のチェーン専用に使おうかしらん...)

>音の差で聞き分けるとはさすがです。

小生、耳は特別良いわけではありませんが、0.1点でも音が良くなれば努力を惜しまない、という性格なものですから、ついついやってしまうんですHi。
因みに、二枚目の写真の基板裏面に、オレンジ色の大きなコンデンサが見えていると思いますが、それも+0.1点する為の悪あがきです。
あ、基板上面のLED横にある黒いケミコンは、かのブラック○○○なる奴でして、これまた病的な所作によるものです。

『音は目からも入ってくる』と、再三このBlogで書いていますが、確かに聴覚に関しては多少のプラシーボ効果はあるかも知れませんが、まあ、自分が納得できれば『それでいいのだ!』、と思っています。  バカボンのパパより。

投稿: JA1BBP 早坂 | 2008年5月25日 (日) 09時54分

0.1点のための取り組みは大変素晴らしいと思います。
オレンジのもブラックのも「萌え」パーツですね。
近頃無線関係の会社が相次いで廃業して残念ですが、大いに無駄遣いして業界の景気に貢献していきましょう~。
バカボンのパパ 好きです。
最初のバカボンは、はじめちゃんの留学のため全員アメリカに旅立つのが最終回でした。
先日ケーブルテレビで見て懐かしく思いました。

投稿: JO1KVS | 2008年5月25日 (日) 22時44分

>大いに無駄遣いして業界の景気に貢献していきましょう~。

そのとおり!
無線関係の業者が廃業したり、撤退することを残念がるだけでは駄目なんですね。ものを買ってあげないと。
買う人がいないから、経営的に成り立たなくなって撤退しているわけで、アマチュア無線業界を活性化させるには、製品をどんどん買ってあげるしかありません。 さもなければ衰退する一方です。  勿論、メーカーも企業努力して魅力的な製品を生み出さなくてはならないんでしょうけど。

というわけで、皆、物欲フォースを全開にして業界を活性化させるのだ!  (あれ? 賛同者がいない??)
バカボンのパパより。

投稿: JA1BBP 早坂 | 2008年5月26日 (月) 06時16分

物欲フォース全開 大賛成です。
ちょうど寿命が来た時に全額使い切っているのが理想ですね。(笑)

投稿: JO1KVS | 2008年5月30日 (金) 21時31分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/209564/41305042

この記事へのトラックバック一覧です: 悪いのはこいつだ! : ボリューム:

« 『高周波 低周波 フィルタの製作と活用』 CQ出版 | トップページ | スピーカー切り替え器の製作 »