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2008年6月 8日 (日)

自作マイクアンプへの挑戦(其の伍)

DMS-02のf 特をとってみました。 図は、マイクトランスの巻線比1:15のときのものです。

F_chara__1_15_final_blog

赤のラインが、入力信号(ピンクノイズ)なので、そのラインに沿って出力信号が記録されれば『フラットな特性』ということになります。

ご覧のように途中、2カ所に小さなコブがありますが、全体的にフラットな特性となっています。
80Hz付近の数値を読むと理想ラインから2dBくらいしか落ちていません。 また、上は20kHzまでほぼリニアリティを保っています。

実のところ一番気にしていたのが、200Hz以下の低域の垂れなんですが、上述したとおり十分満足の行く状態になっています。 因みに、オペアンプに入る前の、前段の回路のf特を次に示します。

F_chara__1_15_before_opa637_blog

初段のカップリングコンデンサを4.4μF→0.44に変えた影響もあり、400Hz以下のゲイン低下が激しくなっています。
このステージの音をモニタすると、音が非常にピュアで、素直な音がするんですが、さすがに低域不足の為、迫力がありません。 あたりまえですねHi。

最初のチャートにあるとおり、トータルのf特は、まずまずという結果になったので、取りあえずこれで一区切り付けることにしました。
なお、巻数比による音の違いですが、1:30よりも1:15の方がシャキッとしたエネルギッシュな感じで聞こえます。 巻数比が大きいと理屈上、取り出される電圧も大きくなるので、感覚的に、1:30の方が良く聞こえるよう思えます。 しかし、エネルギー保存の法則に従い、電流と電圧の積、即ち"電力"自体は変わらない訳ですから、昇圧比を抑えた"1:15"の方が多くの電流を得られる分、聴感上、音に馬力というか、迫力が増す感じで聞こえていると解釈しています。 (ただ、厳密に言うと、マイクトランスからの信号を受けるFETの入力インピーダンスは、Hi-Zであり電圧駆動なので、電流の大小は関係無いはずです。 とはいえ、聴感上の差が明らかにあるので、このように屁理屈をこねている次第ですHi) 

さて、このアンプを作って良かったと思っている事がもう一つあります。
それは、部屋の熱源が減ったということです。
Voice Master Proは、純クラスA増幅なので、兎に角、熱を出します。表面温度は50度くらいにもなるので、1時間も使っていると部屋の温度は相当上がります。
一方、DMS-02はケースを触っても全然熱を感じません。 電気も食わないし、部屋も暑くならない。 結果的に、地球温暖化対策にもなりました。
正直、今年の夏も灼熱地獄か....と思っていたので、思わぬ所から救世主現る! でありました。

何かやっていれば、たまには良いこともあるようです。happy01

【6/14追記】450Hz, 2.6kHz付近のコブは、その後の調査の結果、入力信号(ピンクのイズ)が原因でした。 つまり、DMS-02の特性の歪みではありません。カップリングコンデンサの値を変更し、取り直した特性を”其の六”に掲載しました。 

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