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2008年12月 3日 (水)

いい音ってなんだろう?(其の八くらい?): リミッティングアンプの誤用に注意 

Chinpan_mic

小生、相変わらずSSBでの音質向上に取り組んでいます。
ま、ここまで来ると偏執狂を通り越して、ライフワークになっているようにも感じています。

さてSSB通信で、いい音って何だろうと日頃自問自答していますが、今回自分が理想としている音の要素を幾つか箇条書きにしてみました。

また、それと対比する形で、実際に日頃耳にする失敗例も書きました。

    <理想>                <失敗例>
■透明感のある音          ⇔  霞がかかったようなハッキリしない音。音がもやっている。
■切れのある低域          ⇔  低域がでろ~んとしている。 もわっとした低音。 借金取りが出すような低音。低域の強調しすぎ。
■音像が前に出てくる   ⇔ 音が引っ込んでいる。 凸凹のない音。平べったい音。
■メリハリはあるがドンシャリでない音 ⇔ ドンシャリ、聞き疲れする音
■耳に突き刺さらない音 ⇔ キンキンしている高音。シャリっている。
■十分なダイナミックレンジを感じさせる音 ⇔ コンプレッサのかけ過ぎ。 音が一塊で聞こえる。
■適度な距離感を感じさせる音 ⇔ オンマイク(近すぎる)、オフマイク(遠すぎる)
■解像度のある音、きめの細かい音  ⇔ 音にきめの細かさがない。  
■S/Nの良い音      ⇔ 周囲の騒音、雑音が入っている
■ハリのある声。ハキハキとした滑舌の良い発声 ⇔ ぼそぼそ話す。小声。 眠たいような声。だるそうに話す声。 

ま、”失敗例”の中には現在の自分が陥っているものもありますが(人のことは言えませんねHi)、一応主要なものを挙げてみました。

ところで一番最後のもの以外は、使用する機材やマイクの設定次第である程度、理想のレベルに持ってゆけると考えています。
ただ、最後の『発声』に関する部分は、機材ではどうにもならないので、自分自身が努力しないことには仕方ありません。
個人的には、これがよく聞こえるか否かの半分くらいを占めているように感じています。
つまり、イコライザ、コンプレッサをいじるよりも発声法を変えた方が、聞こえ方に与える影響が大きいということです。
『地声』はどうしようもないですが、『発声』は誰でも注意すればそれなりに良くなるのではないかと思っています。

Img564さて、ここで機材と、発声法を強引に関連付けて話を進めます。 今回、もの申す相手は、『リミッティングアンプ』です。
かなりの方が使用されていますが、この装置、『音質』に関しては何の良い効果も与えないと個人的に思っています。

リミッティングアンプの目的が、
1.あるレベル以下の小さな音を大きなゲインで持ち上げる
2.あるレベル以上の大きな音を小さなゲインで減衰させる
というのであれば尚更です。平均変調度を上げたり、最大音量の制限を行なう目的には有用な装置なのでしょうが、それ以外に音質面では何のメリットもありません。 ダイナミックレンジが狭まり、音の躍動感を阻害します。 S/Nも悪くなるし、声のリアリティも低下します。

この際なのでズバリ言ってしまうと、
個人的には特に、"1"の効果に依存しすぎて、小声でぼそぼそ話す人が多くいるので、ちょっと気色悪く感じています。
リミッティングアンプは確かに、小声で話しても十分な音量まで持ち上げてくれるので便利です。 声の省エネモードが実現出来ます。
しかし、声帯が殆ど震えない、声帯の筋肉が緊張しない小声の声はどうしても覇気のなさ、元気の無さ、けだるい声に聞こえるので個人的には好きになれません。 そんな声を聞かされると、『なんでもう少しハキハキ話せないのだろうか』とつい思ってしまいます。 眠たそうな声、ぼそぼそ話す声もしかりです。

そりゃあ、どんな風に話そうが個人の勝手でしょうが、声は言霊。 言霊の力は大きいです。
CWならいざ知らず、声でコミュニケーションを取る無線電話においては、話し方にもう少し注意を払っても良いのではないかと考えています。
上でも書きましたが『声質』は持って生まれたものなのでどうにもなりませんが、『話し方』はその人の意志でどうにでもなります。 本稿ではそのことを言っています。

耳元でささやくような声量で話すのは女性に対してだけにして貰い、無線ではしっかりした大きさとテンポで話すのがベターだし、いい音で聞こえる前提条件であると思っています。 

リミッティングアンプの誤用に気をつけませう。

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コメント

こんばんわ。
確かに・・・ボソボソ声の方、いらっしゃいますねぇ・・・。
リニアアンプを使っていれば、国内QSOではあまり必要ではないように思いますが、神話があるみたいですね。
個人的にはリミッティングアンプよりも適度に調節されたコンプレッサー(スタジオ機材)の方が効果的に感じます。
デカイ声出せますし・・・(笑)

投稿: JI1ANI 福井 | 2008年12月12日 (金) 21時50分

そうですね。
音量制限という意味では、寧ろコンプレッサの方が効果があると思います。

明確な意図を持ってリミッティングアンプを使っていれば良いのですが、ただ何となく使いボソボソ...ではちょっと。

個人的には、2~3m先の人に話す感じの声量でQSOをするようにしています。
女性の耳元で囁く声....暫く出してないなあcoldsweats01

投稿: JA1BBP 早坂 | 2008年12月12日 (金) 23時14分

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