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2008年12月24日 (水)

浜言葉を話す弦さん :蟹工船

Kani_2弦さんと言えば、カッコイイ役柄しかイメージが湧きませんが、なまった朗読もしていることを知り、思わずその作品を買い求めました。
蟹工船』(CD版)です。 秋田県出身、小樽市育ちの小林多喜二が1929年(昭和4年)に発表した作品です。

カムチャツカ沖で操業するカニ漁船の乗員の過酷な労働と団結が描かれたものですが、初版から既に80年近く経っている今年、文庫本が50万部増刷されるなど若者を中心に共感を呼んでいるのだとか (格差社会の反映というい声も)。

その朗読をしたのが弦さん。
ネットにその経緯を詳しく説明している記事があったので、以下にそれを引用します。

**************** 引用始まり *********************
<蟹工船>朗読CDに 声は「007」の若山弦蔵さん◇「浜言葉」に「すべて出し切る」

今年、出版界の一大ブームとなっている小林多喜二の『蟹工船』。その朗読CDが新潮社から出た。朗読しているのは、樺太出身、北海道育ちの声優、若山弦蔵さん75歳。『蟹工船』で出てくる北海道の「浜言葉」を知るベテランだ。

CDは3枚組みでトータル約3時間半もあるが、若山さんのリアルな語りが飽きさせない。

若山さんは、低音の美声が特徴的な声優。映画「007」シリーズのジェームズ・ボンド役などで知られる名優、ショーン・コネリーの吹き替えなどでも知られる。

結果として、ブームのさなかに発売となった朗読CDだが、企画は昨年冬から検討されていた。

最大の難関は声優選びで、『蟹工船』の世界は、北海道や秋田、青森などの出身者が入り交じった、独特の言葉が使われている。これが、浜言葉。普通の声優に普通の北海道方言を指導する人を付けても、どうしても再現できないニュアンスが多い。

そこで、岡田雅之プロデューサーが演出の香西久・元NHKディレクターに相談したところ、若山さんの名前があがった。

若山さんは、出身地もさることながら、父親が多喜二と同じ北海道拓殖銀行の行員。若山さん自身、上京前に札幌の放送劇団で、漁師や農民の役をやったことがあり、当時の労働者の言葉をよく知っていた。依頼を受けて、「自分の今まで蓄えたすべてを出し切ってやろう」と決意したという。実は『蟹工船』はこれまで、何となく避けてきた小説だが、読んでみて「これはおれにしかできない」とも思ったとか。

若山さんは「単なる昔話ではない物語。音の世界でも、最後の行にある『そして、彼らは立ち上った。- もう一度!』をかみしめてほしい」と話している。【鈴木英生】
************* 引用終わり*********************

当Blog読者に、その朗読の一部を録音したファイルを用意しました(1分少々収録しました)。

「kani_3.mp3」をダウンロード

どうです。 さすが弦さんだと思いませんか。
因みに収録は3日がかりで行われ、終了した日には弦さんも興奮冷めやらずでなかなか眠れなかったそうです。
また、今年没後75周年を迎える小林多喜二の作品ということもあり、(時代的に)放送禁止用語も多かったと弦さんは回想しているそうで。(びっこ、漁夫という表現などがありましたHi)

あ、このCDは新潮社の文庫朗読シリーズからでており、3枚組で4,515円です。 アマゾンなどで扱っています。 興味のある方はどうぞ。

メリークリスマス!

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