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2009年1月21日 (水)

『結局仕事を選んでいるんだよね』  :暴言失礼

Sir 昨年秋以来、企業による派遣社員の契約途中解除、雇い止めが社会問題になっています。 職を突然失うわけですから、当事者にとっては大問題ですし大いに同情します。

しかし、それを伝えるマスコミの一本調子の報道姿勢には疑問を抱いています。 簡単に言うと、

■社会的弱者の言うことは全て正しい

■企業が悪い

この前提で全て報道されています。

しかし、本当に全ての派遣社員に何一つとして非はないのでしょうか。

先日、都内の公園などで寝泊まりをしている雇い止めになった若者を取材した番組が放送されていました。 彼は新潟から出てきて、派遣社員として某企業の製造ラインで働いていたという。 ポケットには数百円。 年末年始は炊き出しのあるところに行って食事にありついている。 この寒空の中、こんなにも困っている人がいる。 世間が悪い、企業が悪い、政治が悪い。

そういうメッセージをTVは伝えたいのでしょう。 要は、その材料として彼は使われている。 まあ、そんな番組でした。

一方、介護施設や、飲食業、接客業、農家などでは慢性的な人手不足が続いていると別のTVは伝えています。 求人情報誌を見てもそれはハッキリと分かります。

つまりは、職を求めて都内を彷徨っている人が山のようにいる一方で、人手不足に悩んでいる企業も沢山あるというこの現実。 

人材雇用のマッチングがとれていないということになりますが、これ、ぶっちゃけて言ってしまえば、『仕事を選んでいるため次の仕事に就けていないという人が結構いる』ということではないんでしょうかね。 そういう話しを家内としているとき出来てきたのが、今回のタイトルに使ったセリフです。 

職がない、と文句を言っていながら決して東京を捨てようとしていない。 自分で職を探すのが面倒なので人材派遣会社に登録をして職を見つけて貰う。 気に入った仕事でないとやりたくない。 そんな人間も少なくないように感じています。 

一方、マスコミはそれを知っていながら、腫れ物に触るような感じで報道を避けているのでは? 職を失った不幸な人、社会的弱者の悪口は一切言ってはいけないという、弱者保護の精神が過剰に作用しているような気がします。 実はこれ、薬害訴訟、B型肝炎訴訟のときも、同じような違和感を覚えました。 (要するに『あなたたちの言うことは全て正しい』のトーンです。 おいおい、そこまで主張するか? と思いました)

8407ところで、労働者派遣法に基づく雇用契約は、そもそも期限を定めて運用されている訳であり、雇用主の理屈から言えば期限満了を持って雇い止めとして何ら問題はありません。 更にはその雇用契約の中には通常、中途解約の条項も盛りこまれています。 従って、それに署名捺印して契約が締結された以上は中途解除となっても法律上は文句を言えないことになっています。 (尚、小生自体は小泉・竹中時代に作られた労働者派遣法は、アメリカ式経営を真似た”悪法”と思っており、賛同はしていませんが、ここでは適法かどうかという点で論旨を展開しています)

さて、マスコミはそんな契約の内容は無視して、契約満了だろうが中途解約だろうが一緒くたにして、企業はけしからん!という乱暴な論理で世論を誘導しています。 違法なことならいざ知らず、契約書の範囲内で運用をしている企業に弁解の機会も与えず、 道義的責任を持ち出し企業バッシングのオンパレード。

某自動車会社の正門で、旗を立て『派遣切り反対~!』と叫ぶ人を100%擁護。 ←正直なところ、この光景にも違和感を持ちました。 自分たちの主張を認めろと声高に叫ぶ人を見て正直、厚かましさを感じました。 (『定職を持っている人間には言われたくない!』と彼らに反論されたら返す言葉に窮しますけど)

マスコミはこうして企業を悪者に仕立て上げていますが、そもそも日頃、企業から広告料をたんまりと貰って高給の社員を雇いながら、一方では企業叩きかい? と言いたい。 

小生、幸いにして現在定職に就いてますが、ずっとこの生活が続く保証はありません。将来、職を失い路頭に迷う可能性だってあります。 ただ、そうなったら空き瓶回収だろうが、くず鉄集めでも、肥だめ担ぎでも何でもして稼ごうとする意欲というか気構えは持っているつもりです。 それ故、毎日都内の公園で職を待っている人に、もし他力本願の気持ちや、仕事を選ぶ、仕事の場所を選ぶといった『甘え』があるとしたら同情する気持にはなれません。 

職にありつけている人間が、安全地帯の中から気楽なことを言っていると言われてしまえばそれまでですが、現在求職中の元契約社員(非正規労働者)の『一部』と、彼らの弁護ばかりで真実を伝えないマスコミの卑怯さに突っ込みを入れたくて本稿をしたためた次第です。

この記事の内容に気分を害された読者がいましたらどうぞご容赦ください。

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

(゜~ ゜)うーん よ~くわかります。

投稿: JO1KVS | 2009年1月21日 (水) 23時54分

私も 全く同感です。

報道番組を見ると こんな状況なのにタバコを吸って居る方が殆どでした。そんなお金があるのなら...
中には「土日休みがいいです。」とか...
おいおい!違うだろ!!

投稿: JP1LMD 中澤 | 2009年1月22日 (木) 07時58分

コンチワ.

 XNS,この件に関して,自分のブログにも書こうかと思っていた事でして,おっしゃるとおりです.ただ,制限の無い,不特定多数に読まれると,やはり気分を害する人もいらっしゃるかと思いまして,控えていました.チョット長くなります,ゴメン.

 最近は世論を気にしてメディアが使わなくなったのか,新興国と言っているけど,まだまだ発展途上国と呼んだ方が正解であろうYBに,業務とはいえ赴任している邦人達と話したのは,被害者的な話ばかりでおかしいと言う事でした.

 非正規雇用者は,正規雇用になる為,それなりに目標を持って頑張って働いているであろう人達も必ず存在しているはずで,その方達には同情を感じています.
 ただ,それとは違い,正規雇用を嫌って,悪く言えばその日ぐらしの金さえあればで,非正規雇用者となり,仕事していた者達も皆含めて哀れみと同情で被害者的な内容でニュースソースにしているのは許せないと話していましたよ.

 学校を卒業後,入社して正規雇用され,会社の命でYBへ赴任しているわけで,誰もがこんなところへ赴任したくも無いし,明日帰れと言われれば,即荷物をまとめて帰るでありましょう.子供達の事を考えて病気に対しても高度な医療は難しい,将来の進路を考えると日本と同等かそれ以上の国じゃなければと,小さな子供を持つ邦人社員は,この地へ単身赴任しているメンバーが多いのです.自ら非正規雇用者の道を選んだ人なら,辞めればいいだけの話でしょうし,そもそも,非正規雇用者を赴任させるはずも無い.

 これは好きで来ているわけではない,家族の為,生活の為,辞めるわけには行かないと我慢しているわけです.本当に行きたくなければ,会社を辞めれば良いでしょうが,それが出来ない各個人の会社に対する愛社精神と言えば大げさだけど,働く為には贅沢は言えない思いで赴任しているからです.

 だから,悲痛な思いで年を越した非正規雇用者達もいらっしゃるのは本当に同情しますが,非正規雇用者全員がそうだと言えない何かはあるはず.
 公正な報道を提供するメディア,特にNHKはもう少しそう言った観点からドキュメンタリーを伝えてほしいのですけどね.昨年の初め,NHKの海外向けニュースを見れば,石油高騰のあおりでガソリン高が天井知らずと騒いでいたけど,最近だと安くなったから,良かった良かったで全くニュースにもならない.

 私が言いたいのは,あれだけ騒いだあげく,忘れたかの様にいずれ,全く伝えなくなる.今回の件も喉もと過ぎればで,全くニュースにもならないでありましょう.報道が終わっても,非正規雇用者は当然存在しているはずです.

 悲痛さだけが先走っている感ありで,真実を知りたいのです,日本の現状は今,いったいどうなっているのかを.


投稿: YB3/JO7MJS | 2009年1月22日 (木) 16時38分

非正規雇用の方々でこれから職を失う人がどれ程出てくるんでしょうね?
また、人材(人員)不足の職場がどれ程あるんでしょうね?
みんな出し切ればハッキリした有効求人倍率が算出されるはずで、そうなると実際に仕事が有るのに働かない人数も明らかになるでしょう。
今の報道は求人がはっきり見えていないで、削減される人数ばかりが、次々と整理されないまま発表されるから見方が偏るのだろうと思います。
マスコミのバランス感覚の悪さですね。

投稿: JA9JWL 飛田 | 2009年1月23日 (金) 16時33分

各局

色々と書き込みありがとうございます。
決して同意を求めて書いたわけではないのですが、同じ考えの方が何名かおられたので正直ホッとしました。

中澤さんのコメントにもあるように、タバコをスパスパ吸いながら『職がない、お金が無い』と言われたって、ほんとかいそれ?という気分になってしまいます。 本当に生活に窮したらタバコどころではない筈です。

あと、RXDが書いている通り、非正規雇用者にも色々あると思います。そもそも定職を嫌い、フリーターや、契約社員という道を自ら選んだ人も相当数いる筈。 それを皆、『被害者』のように報道するのは如何なものか。 

今や、第四の権力どころか、最大の権力を持ったマスコミが節操無しに公共の電波や媒体を使い世の中をミスリードしているのを見ていると、一言言いたくもなります。 

さて、景気低迷の煽りを受け、スポンサー収入が激減したTV局が今なにをやっているかと言えば、制作費の掛かるドラマや、ドキュメンタリーなどから手を引き、安上がりにできる馬鹿芸人によるお笑い番組か、バラエティを作るばかり。 公正な報道もせず、特定の政治思想、イデオロギーに持っていこうとするその姿勢は明確な放送法違反ですが、等の放送局は”不偏不党”などとほざいています。pout

あ、この話をし出すと長くなるので、又の機会に。

投稿: JA1BBP 早坂 | 2009年1月24日 (土) 14時32分

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