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2009年2月19日 (木)

テレフンケン M80

Telefunken_m80テレフンケンから新しいダイナミックマイクM80が発売されました。

前の記事でも書いていますが、テレフンケンという社名はなくなりましたが、ブランド名はまだ残っています。

テレフンケンのマイクというと、高価なビンテージものを想像してしまうんですが、このM80は、3万円を切る値段なので、最初に値段を見たときは一瞬、え?と思いました。

販売店の資料によると、このマイクの”売り”は、軽いダイヤフラムと、暖かみのある音なのだとか。

なんでも新設計のダイアフラムは今までの『重い』ダイアフラムとボイスコイルにより失われていた『音色』を喪失することなく高効率で電気信号に変換する事がでるそうです。 またAMI/TAB-Funkenwerk社製の出力トランスは古き良きアナログオーディオのような暖かみのあるプレゼンスを持った音を出してくれるのだとか。

更には低域の近接効果も程よくコントロールされておりボーカルは勿論、ドラムやベースなどの録音にもマッチする、とあります。

う~ん。 なかなか良さそうなマイクだ。

では、周波数特性はどうなっているのかと思い、メーカーのサイトに飛んで調べてみたら.....

M80_f

が~ん! なんじゃこの200Hzから下の低域の落ち込みは!! 10dBも落ち込んでいるけど大丈夫なの?これ。

ミュージシャンが絶賛しているくらいだから多分、大丈夫なんだろうけど、そもそもこの特性はマイクからどれくらい離れて測定したものざましょ?

でも、考えようによってはこの特性はDSP機では”使える”かもしれません。 

なぜか?

言うまでもなくSSB通信では3kHzより上の成分がカットされています。 つまり本来ある高域成分がちょん切られているので、そのまま低域成分をスルーさせると、相対的に低域が勝ってしまいます。 結果、聴感上ぼやけた切れのない音になります。

昔の無線機であればクリスタルフィルタの特性上、300Hzから下が急激に減衰してくれたので低域が勝つ、という事にはなりまでんでした。 しかし、今時のDSP機は低域のf特が結構良く、100Hzくらいまでフラットに近い特性で音声信号を通す能力があるので、上記に指摘したような問題がおきます。

通常、こうした問題はイコライザを使って低域と高域のバランスをとって解決することになります。 しかし、手元にそうした機材が無い場合は、マイクの特性でそれを補うしかありません。 つまり、イコライザを使わないで環境下では、低域のゲインが適度に落ちているマイクの方がDSP機とマッチする筈、というのが小生の予想です。 ま、ピュアオーディオ的見地からも、途中に機材を入れない方が音質的には有利になりますから、マイクのスッピン接続の方がよりHiFi SSBに近づくわけです。

さて、科学的なアプローチとしては、『仮説』を立てた後は、『検証』或いは『実験』となるんすが、う~ん、今回はそこまでやる気がおきないなあ....

誰か、人柱になって実験してくれないかしらん。

マイクの一大ブランドの新作にして、格安の一品ですよ。 誰かあ~。

あ、因みに日本でのこのマイクの扱いは、ジャンクションミュージックです。

詳細は、ここをご参照下さい。

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