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2009年2月16日 (月)

偉大なり! テレフンケン

Telefunken_markテレフンケンの真空管にはマニアが殺到するため、世界的に価格が高騰しています。一方では、そのテレフンケン人気につけ込み、ニセ テレフンケンも市場に多く出回っています。 例えば、テレフンケンから生産設備を譲り受けたEI社がかつて(今も?)リマーク品を多数売りさばいたので、いまだにニセモノを掴まされる人が多くいます。

しかし、テレフンケンの工場(ウルムなど)で作られた本物と、ニセモノとを見分ける決定的なポイントがあります。 それは、通称ダイヤマークと呼ばれる管底の刻印(◇)です。 これが由緒正しいテレフンケン製であることの証となっており、いわば”出生証明書”のようなものです。 管壁表面のプリントはいくらでも偽造できますが、球を痛めずにダイヤマークを後から付けるのはほぼ不可能であることから、そこまでやるニセブランド業者はいません。 従って、管底のダイヤマークをチェックすれば本物かどうかが見分けられます。 

ユーザーの立場としては『よくぞ本物を見分ける為の目印を付けてくれた』と感謝しています。 真空管の世界では、OEM供給が寧ろ一般的であり、中身が全く一緒でも別のブランド名で販売、などというのが当たり前に行われていました。 従って、『これ、そもそもどこ製の真空管?』などと疑問に思うユーザーも多かった訳でして、その意味では、テレフンケンのようなダイヤマークはユーザーに安心感を与えてくれます。

さて、テレフンケンの真空管が何故これほどまでに評価が高いかというと、やはりその品質と性能がずば抜けているからなのだと思います。 そうでなければMT管に1万円以上払う人はいないでしょう。 そんな解釈の下、大魔王もテレフンケンを購入した一人です。

Cca_1左の写真は、知る人ぞ知る『CCa』という高信頼性&長寿命管です。テレフンケンの6DJ8系でも最高級のもので今では入手が極めて困難と言われているものです。地球上にこれ以上の6DJ8は無い!と言い切れるくらいの極上品で、ピンは当然、金メッキされています。 これの音を聞くと真空管という工業製品が『人類の偉大な発明品にして文化遺産』であることを納得させられる気がします。 ネットでも絶賛の球なので、最初は『ホントかな?』と思っていたんですが、買って実際に聞いてみると噂通りでした。 テレフンケンの技術力、底力を感じさせる一本です。

先日、YAHAアンプの製作記事の中で、

■オリジナルの音と、

YAHAアンプを通した時の音

この二種類を録音して紹介しましたが、実はそのときYAHAアンプに使用したのがこのCCaでした。 あまりにも貴重品なので、ここぞというときにしか使いませんが、今回YAHAアンプの評価のためちょっと使った次第です。

実は、

■”音サンプル1”がオリジナルの音。つまり、CDプレーヤーからの音をそのままサウンドカードに入れて録音したときの音です。

■”音サンプル2”が、CDプレーヤーからの音をYAHAアンプ(CCa)に入れ、その出力を同じサウンドカードに入れて録音したときの音です。

Cca_3何の先入観も無く上記サンプルを聞くと、”音サンプル2”の方がシンバルやスネアの音がハッキリと聞こえるのでオリジナルか? とも思えますが、実際は逆なんです。 

理屈的には、余計な増幅段を経由した方が情報の欠落、歪みが増えるわけですが、聴感上は必ずしもそうならないことの証明でもあります。 オリジナルで聞こえない音がCCaでは聞こえてくる。 テレフンケン、恐るべし。

テレフンケンの社名は既にありませんが、ドイツの工業力の高さをしみじみと感じさせてくれる一本です。 

あ、因みにCCaの値段は、YAHAアンプの製作費の10倍くらいします。 

そして録音が終わった後、CCaは大切に元箱にしまわれたのでありました。 さて、次の出番はいつになるのやら....

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