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2009年3月 2日 (月)

大魔王、クリーン電源Aray6 MKⅡを試聴す 

Aray6_3_21週間ほどクリーン電源Aray6 MK の試聴貸し出しを受けていました。 クリーン電源には色々な方式のものがありますが、Aray6は家庭用商用電源(AC100V)を一旦、直流に換えた後で、インバータにより正弦波交流100V(60Hz)を作り出すものです。 用途はCDプレーヤ、アンプなどのオーディオ機材です。

何故わざわざ、そういう七面倒くさい事をするのかというと、家庭用コンセントから取り出される交流電源は電子機器の影響を受け思いのほか歪んでおり、それが結果として音のクオリティを下げているという観点からこのような製品が開発されています。

一般の人は、コンセントから取り出される電源で音が変わる訳がないと思うかも知れませんが、これは誰が聞いても分かるくらい変わります。 それくらい近年の家庭内電源は歪められているともいえますが。

Ws000000その歪みをとる手段として、フィルタを入れたり、正弦波発振器を使ったり、インバータを使うなど各社からユニークな製品が発表されていますが、Aray6は上述の通りインバータを利用しています。 インバータというと、それ自体がノイズ発生源と見る向きもあるかと思いますが、そうした短所を持っても余りあるメリットがある、というのがメーカー側の言い分になっています。

詳しい原理や、セールスポイントはメーカーのHPを参照して貰うとして、試聴した結果は.....

なかなか良いです。この製品。

特に高域の延びが良くなり、シンバルの音が生き生きと聞こえるようになりました。 自宅のコンセントから直接電源をとっていた時の音は、音の立ち上がりが悪く、角が丸まっているような音に聞こえていました。 また全体的にベールを被ったようなモッサリとした音でした。 

...とまあ、これはあくまでも比較したから言えることです。 今までは『う~ん。結構いい音だ』と自信を持っていたわけですから自分の耳は一体何だったのかと自己嫌悪に陥ってしまいます。 ま、毎度のことですが。

ただ、正直言うとクリーン電源により、もっと音が変わるのではないかと密かに期待していました。 具体的には、もっと音場が広がり、パンチ力が出てくることを期待していたんですが、それについては大きな変化はありませんでした。 結果的にシンバルの音が生々しく聞こえるようになったのが一番の変化でした。

実は、拙宅の前にある電信柱には柱上トランスが乗っており、そこから電線が引き込まれているため、他の家に比べうちは比較的電源環境に恵まれていることが、大化けしなかった背景なのかもしれません。

ところで、このAray6の実売価格は約25万円。 費用対効果を考えるとちょっと悩ましいところですが、返却期限が来てしまったので先ずはAray6を水戸のオーディオショップに返してきたのであります。

ところで、電源のクオリティは無線機の受信音にも影響します。

小生は現在、DX9000DにAC200Vを供給していますが、AC100Vのときよりは音が良くなったと感じています。これはAC200Vの方が理屈的にもレギュレーション面で有利なことと、単相二線式というバランス伝送方式が外部からのノイズ進入に強いという点が理由としてあげられます。 

従って、都市部で無線運用をする際には、AC200V或いはクリーン電源を使うと、それなりの効果があるかと思います。 ただ、音のためにクリーン電源を使うには、ちょっと勇気と財力が要りますね。  これも価値観の問題なのかも知れませんが。

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