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2009年4月13日 (月)

PEP9000で受信帯域外のキンキン音をカットする

Qrm_b4

小生は日頃3.5MHzでの運用が多いためIFの帯域を広め(3.0kHz)にして聞いています。
ただその場合、3kHz下に局が出ているとキンキンした音が突き上げてくるため、我慢しなくてはなりません。

恐らく今のDSP技術だと、IFのパス周波数を境にスパッと信号をカットすることも可能なのではないかと思いますが、それだとかえってオペレーターに違和感が生じるため、所謂スカート特性を持たせ帯域外をクリスタルフィルタに近い特性で減衰させてゆくようになっていると、(勝手に)理解しています。
その結果、カット周波数の少し外側にある信号が、キンキンした音で聞こえてしまう訳です。(上のチャートで赤丸囲み部分)

この耳障りな音をカットする為に、受信AF段にハイカットフィルタを入れている方がたくさんいます。
小生も以前、JA3DEW 清水OMの記事を参考に8次エリプティックLPF MAX7403CSAを使ったハイカットフィルタを製作したことがあります。(因みに送信への応用に関しては、このBlog記事  )

このMAX7403CSAは、急峻に帯域外をカットしてくれてFBなんですが、惜しいのはS/Nが悪いこと。 どうしても通過帯域内のノイズ成分が増えるため好きになれず、製作したものの使用する機会があまりありませんでした。                 
 
そんな折り、PEP9000では、
1.マニュアルノッチの可変範囲が4kHzまで拡大された。
2.CONTOURの可変範囲が4kHzまで拡大され、減衰量が-20→ -40まで増えた
ため、3kHz以上の成分をIF段で急峻に減衰させられるようになりました。 この2つの機能を使えば、上記のAFハイカットフィルタ並みの切れ味が得られます。
(自慢するようで恥ずかしいのですが、WDXCには以前からこの機能を要求しており、今回ようやくPEP9000に盛り込まれた、という次第です)               
 
さて、論より証拠。
3kHz下で音楽を流している局を受信したときの様子を紹介します。 音楽は様々な周波数成分が含まれているのでこうしたハイカットフィルタの評価をするには都合が良いので収録してみました。(尚、いたずらで無線で音楽を流すこと自体には反対ですHi) 5sec毎にOFF/ONしています。
次に上記機能を入れたときに測定したAF特性を示します。

Qrm_aft

3kHzを境に信号成分が急激に減衰しているのがお分かりかと思います。    
因みにこの時の設定値は、
マニュアルノッチ周波数3150Hz、Narrow
CONTOUR周波数3400Hz、LEVEL -40、 Width 10 です。
尚、当然ながらマニュアルノッチとCONTOURを組み合わせた場合の通過特性は、あくまでも『帯域阻止フィルタ』であり『ハイカットフィルタ』ではありません。 そのフィルタにより効果的に減衰される周波数は、だいたい3.0~3.5kHzの領域です。
しかし、3.5kHzより上の成分はDX9000のIFフィルタにより相当減衰するので、合わせ技で『ハイカットフィルタ』となっています。                           
そんなわけでこの合わせ技、混信除去にはかなり有効です。

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