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2009年5月31日 (日)

え!? いつの間に....

Dms_cable 修理 + メインテナンスに出していたDX 9000Dが3週間ぶりに帰ってきました。
今回の入院は、ファイナルのFETが飛んでしまったのが直接原因ですが、ついでに幾つかの作業もして貰いました

その一つが、DX 9000D内蔵のマイクアンプをオリジナルのまま使えるようにすることです。
これまでは、DMS(大魔王スペシャル)という自作のI/Fを使い、DSPユニットに直接音声信号を送り込む方式で運用していたんですが、WDXCが『その改造が原因でファイナルが壊れた可能性がある』などと脅かすものですから、一旦、元の状態に戻して暫くの間モニタしてしてみることにしました。 YAESUには悪いですが、リグ内蔵のマイクアンプの特性はあまり良くないので、こんなことはやりたくないんですが、とにかく原因を突きとめないことには、安心して運用できないので、当面の間、フロントのキャノン端子に音声信号を入れ使うことにしました。 (写真はこれまで使ってきた、DMSとDX 9000DのDSPユニットを繋ぐためのケーブルです。 こんな事になるとは、トホホ....)

DX 9000D内蔵のマイクアンプを使うのは久しぶりです。 実際の使用に際しては無線機の外側でイコライジングしてやる必要があるため、先ずはベースのf特を測定することからスタート。 お決まりのピンクノイズをマイク端子に入れて送信したときのIF モニタ信号のスペクトラムを見てみました。 すると...
おおっ! 特性が凄く良くなっているではないか!!!
実際に測定したチャートはこれ。↓ 

Pep9000_tx_af

200Hz~2,950Hzまで一直線です。 つまりこの周波数帯域にある信号は、入力された音声の大小関係が維持されたまま送信される事になります。
200Hzから下は徐々にゲイン低下していますが、この落ち方はむしろ音のバランスをとるには理想的です。 (仮に200Hz以下が入力信号である赤のラインと同じレベルだったとすると、相対的に低域が高域に勝ってしまう為、切れのないこもった音になります)

因みに、以前はどんな特性だったかというと、下図にある緑色のラインです。 1kHzを少し過ぎたあたりからゲインがでろ~んと下がっていました。
DMSを製作した理由は、この特性を嫌ってのものです。 それが現在は上記チャートにあるようなFBな特性になった訳です。

Dms01_vs_original_dx9000d_hp

はて? これって、いつ変わったんだろう。 先頃のPEP9000対応のタイミングなのか、或いは、今回の入院の間なのか?
WDXCは、こっそり改良しておいて大魔王の力量を試しているのかしらん?  週明けにでもWDXCに事実関係を確認してみる予定です。

ところで高域がこれだけ伸びていると、イコライザによる高域の補正は殆ど不要です。 なにせ3kHz手前まで特性がフラットなんですから。 従って、この高域とのバランスがとれるよう低域側のゲインを加減をするだけで調整は上手くゆきそうです。 まだ簡易的な音出ししかしていない状況ですが、聴感上は以前のものに比べ高域の抜けが良くなっており、ピュアリティが増しています。 うふっheart01 
 
あ! ところで以前改造して貰ったAF受信段のAF特性はどうなっているんだろう?
送信f特が改善されてた事は嬉しいことだが、受信の方はどうなんだろうかと思い、確認のため測定してみました。 結果が下図。

35mhz_am_rx_af_blog

じゃ~ん。 改造して貰ったときの通り相変わらず素晴らしいf特を示していました。(AMモードで3.5MHzのバンドノイズを受信したときのものです) これも広帯域でフラット。
当方決して特性オタク、データオタクでは無いんですが、送受信とも理想的な特性に作り込まれていると精神衛生上非常に気分が良いですね。
 
....ちゃんと良い仕事してくれているのに何故、WDXCはPRしないんだろう?

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