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2010年2月28日 (日)

USBケーブルで音が変わるか?

Usb_cable_1_2

日頃から当ブログで『デジタルはアナログよりもセンシティブ』と言っていますが、今回はその実証試験です。
 
題して、『USBケーブルで音が変わるか?』。
デジタル伝送である以上、音が変わるわけがないという諸兄が大半のこの世界。 論より証拠というわけで、確かめて見ることにしました。
 
さて、今年も物欲が旺盛な大魔王。 先日、DAC兼ヘッドフォンアンプとして人気のあるDr.DAC2 DXを購入しました。
現在そのDr.DAC2を使い、パソコンに格納している音楽を再生しているんですが、パソコンとDr.DAC2との接続には、USBケーブルを使っています。
つまり、パソコンからのデジタル音楽データは、このUSBケーブルを通じて、Dr.DAC2に伝えられ、そこで再生されます。
その再生された音を、USBケーブル毎にヘッドフォンで評価するというのが今回の実験です。
 
写真は、今回試供したUSBケーブルの一部です。 最終的には7本視聴しました。
今回の実験に際し新たに購入したのは下記の3本で、残りは手持ちのケーブルです。
 
1.Arvel(バッファロー) AUFC20 :ケーブルにファライト素子が練り込まれたものでノイズに強いという触れ込みのもの。
                     ツイストペアケーブル。 金メッキプラグ。長さ2m。
 
2.Arvel(バッファロー) AUS20BK:極細タイプ(ある人によると、細いケーブルの方が良い音がすると言うので試しに購入)
                     二重シールド構造。 金メッキプラグ。 長さ2m。
 
3.モンスターケーブル M DG USB-7 :高音質USBケーブルと言われるものの中で、リファレンスとなっているケーブル。
                     三重シールド構造。24Kメッキ。長さ2.1m。
 
まず、日頃使っているUSBケーブルから視聴を始めました。
いつも聞いている音なのでこれが基準となります。 因みに、供試音楽はスネアとシンバルが沢山含まれているJazzです。
 

Usb_cable_2_3

次に、一番変化があると思われる上記モンスターケーブルに交換。 因みにこのケーブル、サウンドハウスで買いましたが、値段が値段だけあって高級感が漂うケーブルです。
見た目だけでも音が良くなりそう。 ...勿論、見た目だけでは駄目ですが。 
 
交換後、耳を澄まして聞いてみる。 すると....
 
あ、違う....
さっきまで聞こえていたシンバルに凹凸感が出てきている。 ベールが剥がされた感じ。 それと音場が広がったのが分かる。 
あはは。 これ、やっぱり違うわ。
 
先ずはUSBケーブルで、音の聞こえ方が変わることが分かったので、残りのケーブルを一本一本評価してゆく事に。 
そして、最終的に7本のケーブルに序列を付けたのでした。
 
結果、他のケーブルと比べ、明らかに良好な音がするケーブルが2本ありました。
その内の1本が、上記のモンスターケーブルでした。 ま、高いんだから当たり前とも言えますが。
 

Usb_cable_3_2

そして勝ち残りのもう1本が何と、何かの製品に付いてきた無名のケーブルでした。 フェライトコアが取り付けられているタイプなので、しっかりとした作りになっています。 表面には、" 28AWG/1PR AND 24AWG/2C COPARTNER " と印字されているので使用されている電線の規格は分かりますが、それ以外の素性はさっぱり分かりません。 

しかし、これがモンスターケーブルを抑えて一番FBな音で聞こえました。 モンスターケーブルを95点とすると、98点くらいの感じです。
 
因みに、今まで考察もせずテキトーに使ってきたUSBケーブルと比べた時の音の違いは、次の通り。
①音に立体感が出てきて、今まで埋もれていた音が聞こえる。(e.g. シンバルにバチが当たった瞬間の音が分かるようになる)
②音場が広がる。
③躍動感が増し、力強い音になる。
 
すかさず、これまでのテキトーケーブルは、お蔵入りになりました。そのケーブルには『音質比較用劣悪ケーブル』とタグを付けました。
尚、今回の試験用に買ったケーブル、上記"1"と"2"は、4位、5位と、大したことがありませんでした。 
恐らく構造だけではなく、材質などが色々と影響していると思いますが、良く分かりません。
 
それにしても、モンスターケーブルに勝ってしまったこの無名のUSBケーブル、一体、何に付いていたんだろう??
う~ん、こんなに音が良いのなら何本か欲しいのに....

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コメント

大魔王さま
音質劣悪ケーブルにパッチンコアを音質上等ケーブルと同じ場所に入れて比較していただけないでしょうか?
パッチンコアだけの差ではないと思っていますが、もしかするとパッチンコアの差は大きいのではないかと・・・・。
モンスターケーブルにパッチンコアを追加すると・・・99点とか・・・ないかな?

投稿: JI1ANI / 福井 | 2010年2月28日 (日) 15時58分

>音質劣悪ケーブルにパッチンコアを音質上等ケーブルと同じ場所に入れて比較していただけないでしょうか?

はいはい。 実は既に実験済みです。
今回評価用に買った極細ケーブル(上記"2")で評価しています。
パッチンコア(ZCAT3035-1330)に5ターン X 2段にして音の変化を確認をしましたが、有意差はありませんでした。 もしかしたら、ノイズっぽい環境でやると差が出るのかも知れませんが。

上記"1"のケーブルもノイズに非常に強いとの触れ込みでしたが、結果として音は余り良くありませんでした。
以上のことから、別の要因で音質に差が生じているようです。

良質のスピーカーケーブルやマイクケーブルなどと同じ線材を使うと、デジタル伝送にも良い結果が出たりして (?)

投稿: JA1BBP/ 早坂 | 2010年2月28日 (日) 17時19分

おっと。実験済でしたか?さすがですね。
するとやはりケーブル自体の差になりますねぇ・・・・。
同軸じゃぁありませんが、インピーダンスとか関係してくるのでしょうかね?
もっともデジタル信号をオシロでみると、配線の仕方やちょっとした長さの違いで波形が異なるので当然なのかも知れません。
でも配線のたびにオシロで波形調べるというのもなんだかなぁ~

投稿: JI1ANI / 福井 | 2010年3月 2日 (火) 00時25分

>同軸じゃぁありませんが、インピーダンスとか関係してくるのでしょうかね?

その可能性もありますね。 USB 2.0の最大ボーレートは、480kbpsですから、考えてみるとNHKラジオ第一の周波数(594kHz)と大差ありません。この周波数帯だと、デジタル信号のエッジが、使用する線材の特性(C,R,L)により鈍ることは十分あり得ますので、それが音質に影響してくるのではないかと....(?)

投稿: JA1BBP/ 早坂 | 2010年3月 3日 (水) 21時35分

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