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2010年5月27日 (木)

ファンタム電源対決 AC-148F (SONY) vs PS-400 (Behringer)

Ac148f

 

AC-148Fは、SONYが販売しているプロ用のファンタム電源です。
C38BやC48などのコンデンサマイクとの接続を前提に作られた、しっかりした作りの製品です。
二系統のファンタム電源を内蔵しています。

今回そのAC-148と、Behringerの格安ファンタ無電源PS-400との比較をしてみました。
PS-400は、DMS-05の改造ベースにした製品なので、ご存じの読者も多いと思います。
成田の会社では、2,500円で売っています。

一方、AC-148Fの実売価格は、50,000円以上なので、実に価格差は20倍以上あります。
さて、その両者でどのような差があるのか。
先に製作したDMS-05Dゴージャスバージョンを使い増幅した音で比較してみました。

結果、一番の違いは、
■AC-148Fのフロアノイズが極めて小さい
 PS-400のそれに比べ10dbくらい低いところにあります。
 おそらくこれは、両者の電源品質(PS-400はDC-DCで昇圧、AC-148Fは、AC100から降圧し直流化)からきていると思いますが、AC-148Fだと-120dBくらいにボトムがあります。  結果として、S/Nがずいぶん違って聞こえます。 SSBでは、その差を知覚することは難しいかもしれませんが、全帯域(~20kHz)で聞くと明らかに差がわかります。

次に音質。
■AC-148Fの方が、音の空間の表現力に優れ、音が纏まりよく聞こえる。 音がばらけて聞こえてこない、という意味です。

ま、使われている部品も回路も全く違う製品であり、コスト差も大きい両者を比較すること自体、結果の分かっている試合をしたようなものですが、DMS-05Dゴージャスバージョンを作ったついでに比較してみたいと思いやってみたわけです。

言うまでも無く、ファンタム電源は、コンデンサマイクへ電力を供給する目的のものですが、その品質でS/Nが違ったり、音質が違ったりする以上、それなりのものを使うべきと考えています。

あ、PS-400の名誉(?)のために言っておきますが、やはり2,500円でこの性能は合格点だと思います。
スタジオで使用するならまだしも、自宅や趣味で使う分には、十分なコストパフォーマンスを持っている製品と言えます(PS-400のフォローになっていない??)。

Ac148f_2

因みに、今回評価に使用したAC-148Fは、昭和の時代から販売されているる非常に息の長い製品です。
SONYのHPには、昭和の時代の外観写真が載っていますが(左写真)、平成になった頃からは、最初の写真のようにキャノンコネクタの台座形状が変更されています(丸→長方形に変更)。
コネクタには、プロ御用達のITTキャノン製のものが使われています。 (グラウンドの確実さなどから、プロの世界ではノイトリックよりも、ITTキヤノン製のものが多く採用されていると聞いています)

 

AC-148F。 長年使われているだけあり、大した性能だと改めて感じ入った次第です。

 

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