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2010年5月 7日 (金)

大魔王、バッテリー交換式EVタクシーに乗る

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本日、六本木ヒルズに行って、電気自動車(EV)のタクシーに乗ってきました。

このバッテリー交換式タクシーは、経産省資源エネルギー庁の管轄で行われている実証実験です。
EVには『充電』がつきものですが、この車両のユニークなところは、バッテリー残量が少なくなったら、バッテリーを丸ごと交換する点です。
満充電されたバッテリーに交換されるので、車両を止めての充電が不要なんです。

その実証実験を、ベタープレイス社の指揮の下、東京R&D(ピューズ)が車輌と充電器を開発し、日本交通がタクシーとしての営業運転を行なっています。

4/26から六本木ヒルズのタクシー乗り場を起点に営業運転を開始しており、事前に日本交通のwebサイトから予約をすることで『おすすめコース』というバッテリー交換ステーションでのバッテリー交換作業の見学もできます。 

さて、実際に乗ってみた感想ですが、EVということを意識しなければ『静かな高級車』という感じです。 発進時も含めて機械的なノイズは皆無で逆にタイヤからのロードノイズが気になるくらい走行中は極めて静かです。勿論、信号待ちの時は全くの無音です。 

タクシーの運転手もEVであることは殆ど意識せずに普通に運転できると言っていました。 開発元のピューズの狙いもそこにあったようで、狙い通りのチューニングができたとのこと。 EVらしく加速を鋭くすることも出来るようですが、それをグッと抑え、普通の車両と同じ味付けにして違和感を無くしたようです。

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車内を見渡してみると、普通のタクシーとの違いはタコメーターが専用の電流計に交換されていることと、PR用の液晶ディスプレイが助手席シートバック裏に付いていること、ナビの隣にiPhoneが設置されている事ぐらいです。 iPhoneには自車を含めて3台分のEVタクシーの位置情報に加えてバッテリー残量、温度や推定航続距離やステーションまでの距離情報が表示されていました。 

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ステーションでのバッテリー交換作業は入庫から出庫までのトータルで約2分程度です。 指定位置に車を停車させて、メインスイッチをOFFにした後に車内にある交換開始のスイッチをドライバーが押すとステーション側と無線通信が開始されて、交換作業が自動で開始されます。 交換作業自体は約52秒で終了します。 

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因みに、このバッテリーを車の底部に固定する技術を開発したのは、イスラエルの会社だそうです。 重いバッテリーをしっかりと確実に抱え込む技術が求められるわけですが、これは爆撃機で培った技術を転用したそうです。 つまり、爆撃機は、重い爆弾を落とさないようしっかりと抱えなくてはならないわけですが、そのロックの技術が、このバッテリーの交換に使われているとのことでした。 なるほど~。

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さて、このタクシーは、7/31まで運行していますので、ご興味のある方はぜひご試乗されてみてはいかがでしょうか。 所要時間は30~40分程度で費用はタクシーメーター分の3,410円でした。 (要は、通常のタクシーと同じ料金ということです)
 

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コメント

エコブームですね。地元和歌山でもプリウスのタクシーが走っています。
LPガス車と比べて採算性はどうでしょうか?まだまだ電気自動車は金額が高く
庶民には手が出ません。しかし爆弾をロックする技術を応用って怖い話です。
お客さんを乗せているときにバッテリー切れになったら・・・。他人事ですが
心配します。やはりお客さんと一緒に押すのでしょうか?(^^)

投稿: JO3TIO/北原 | 2010年5月 8日 (土) 08時56分

>LPガス車と比べて採算性はどうでしょうか?
ガソリン車との比較では、6~7年で元が取れると聞いたことがありますが、LPガス車との比較ならもっと掛かるのかもしれませんね。 はて?

バッテリー切れは確かに恐いですね。 メーカーもその点は十分承知していて、走行可能距離を常に表示したり、最寄りの急速充電器の場所をナビで教えるようにしたりしています。 本質的には、バッテリーの充電量が増えれば解決するわけですが、今のガソリン車並の走行距離が実現されるまであと10年くらいは掛かると言われています。

一方、電気自動車やハイブリット車が主流になると、ガソリンスタンドの殆どは姿を消すことになります。 産業の世界は昔から諸行無常ですね。

投稿: JA1BBP/ 早坂 | 2010年5月 9日 (日) 12時18分

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