MIC2200美音化プロジェクト(其の参)
■コンデンサの交換
さしあたって、おこなったのはケミコンの交換。 リアパネル側の全てのケミコンをニチコンのFine Goldに交換しました。 因みに、交換したコンデンサの容量と耐圧は次の通り。
1,000μF 35V x 2
10μF 50V x 2
100μF 100V x2
220μF 100V x 1
47μF 50V x2
47μF 25V x2
1,000μF 35V x 2
10μF 50V x 2
100μF 100V x2
220μF 100V x 1
47μF 50V x2
47μF 25V x2
この11個の交換に要した費用は1,730円也。 あ、因みに今回MIC2200の美音化プロジェクトの予算は5,000円なので、まだ予算
内です。
■平滑回路の強化
トロイダルトランスからはAC
±18V(無負荷時電圧)が供給されており、最終的には基板上でDC±15Vが作られる回路構成になっています。
コンデンサ交換後、基板上にあるチェック端子にテスターピンを当て電圧を測定したところ、確かに±15V程度は出ています。 しかし、リップルが大きく、0.4V程度変動していることが分かりました。 へえ~、この程度の平滑しか出来ていないんだ。 それもそうだ、平滑コンが1,000μFじゃたかが知れている。
コンデンサ交換後、基板上にあるチェック端子にテスターピンを当て電圧を測定したところ、確かに±15V程度は出ています。 しかし、リップルが大きく、0.4V程度変動していることが分かりました。 へえ~、この程度の平滑しか出来ていないんだ。 それもそうだ、平滑コンが1,000μFじゃたかが知れている。
ブロックコンは流石にオリジナル基板には載らないので、別の基板に組んで載せることにしました。
因みに、大容量ケミコンはESRが大きいので、積層セラミック(104)をパラに付けて全体のESRを下げています(パスコンの効果にも期待していますが)。 写真ではKMHの陰に隠れて見えません。 平滑コン増強後は、リップルも殆ど無くFBです。
■整流用ダイオードの交換
もともとはシリコンダイオード、1N4007が付いていました。 これをショットキーバリアダイオード 11EQS10に交換。 最大定格1Aのもので、繰り返しピーク逆電圧が100Vのものです。
ショットキーは、この逆耐圧の大きいものがあまり無いので選定に困りますが、千石で上記のものが10個入り360円で売っていたので、迷わずそれをゲット。
一般論として、シリコンダイオードからショットキーバリアダイオードに交換すると、音質が向上します。 ショットキーバリアは殆ど電荷を内部に溜め込まない特性を持っているため、吐き出しもほとんどなく、余計なノイズ(所謂、整流ノイズ)を電源回路にまき散らしません。 結果的にS/Nが向上し、レンジ感が広がるなどオーディオマニアには好んで使われています。
本来ならば整流回路には『てっちゃん電源』(出川式第二世代電源)を使いたいところですが、今回は『予算5,000円で出来る美音化』ということを目標として掲げているので、整流素子はショットキーバリアダイオードとしました。
(考えてみれば てっちゃん電源の中にもショットキーバリアダイオードが使われているんだから、ま、いいか)
以上で第一次改造は終了です。 かかった費用は2,290円也。
先ずはこの段階で音の変化を評価してみたいんですが、何せ評価しようにも声をまともに出せない状態なので、当面はエージングに徹することにします(一枚目の写真は、エージング中のMIC2200です)。
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