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2012年1月 8日 (日)

自作リボンマイク 2号機の製作

 

Ws000000

1号機での反省を生かし、2号機の製作を始めました。
 
まず、1号機では何が大変だったかというと、磁石の固定方法。
強力な磁力で引き合う磁石を対向させた状態で固定する、というのは結構大変です。
 
1号機では、磁石をスズメッキ線で縛り、アルミのL型金具に固定していました。これだとワイヤーの線径分、リボンと磁石本体との間隔が広くなってしまいます。 それに、強力に引き合う磁石の力で、いつワイヤーの緩むとも限りません。
と言うわけで、色々と検討した結果、2号機には皿ネジ穴付きのネオジウム磁石を使うことにしました(左写真)。 穴無しのものより少々高いですが、固定のし易さを考えるとこれがベストです。
 
ところで、リボンマイク用に磁石を使うときには、皿ネジ(ビス)側の極性が、N極のものと、S極のものをペアで用意する必要があります。 同極だと、反発してしまいますからね。Hi。
 
 
磁石を固定する皿ネジには、非磁性体であるステンレス製のものを採用しました。その他、もろもろリファインして、組立てた2号機の構造はこんな感じ。

Dms023

1号機(↓)に比べ、少しは洗練されてきたかな。
 

Dmsm01_4

さて、次はリボン素材。
1号機では、以前、業者からオマケにもらった厚さ7μmのアルミニウムを使用。 (厚さは当初、5μmかと思っていましたが、その後、記憶が目覚めてきて、『7μm』と改めて確認) 家庭用のアルミフォイルの半分の薄さではあるものの、このクラスでさえ一般には中々手に入りません。ましてや、RCAの標準品である1.8μmクラスのもにともなると、業者でもない限り入手不可能です。
 
はて、どうしようか。
 
アルミ電解コンデンサをばらして、アルミ箔を取り出すことも考えましたが、ネットで調査したところ箔の厚さは10μm程度とのことなので断念。
そんな中、年末に知り合いの局とQSOしていたところ、突如、閃いたのです。
 
金箔dollarshine
 
そう。我が国が世界に誇る金箔を使えないだろうか? 早速、ネットで調査を開始。 すると、凄い事実が....
 
何と、一般の金箔の薄さは、0.1μm程度なのだとか。『れーてん いち』マイクロなのです。 ひえ~、薄すぎる。 こんなもの張れないよ~。wobbly
でも、金箔は金属の塊を打ち延ばしてゆくわけだから、中間過程の薄さのものもある筈。 再びネットを探し回る。 
すると、ありました。 1.5μmのものが。fuji
 
これなら、リボン素材として何とか使えるかも。 というわけで、早速オーダーしたのでありました。 で、入手したのがこれ。 15cm x 15cmの奴です。 いや~、開けてみるとその薄さにビックリ。 ちょっと息を吹きかけただけで、箔がひらひら動きます。 こ、こんなものをカットできるんだろうか? 

Gold_foil

結果から先に言うと、ハサミで必要大きさにカットできました。 カッターでは無理です。裂けてしまいます。とりあえず、幅4mmにカットして、2号機に取り付けた状態がこれ。
Dmsm021_2

 

うふっheart01  我ながら綺麗に張れました。因みに大魔王、このユニット部分を『エンジン』と勝手に呼んでます。ま、発電機構部分なんですけど、何となくエンジンというイメージがあるんです。
 
ところで今回、リボン素材にアルミニウムではなく、金箔を利用した理由は、上述した入手性と、その薄さ。まず、薄くないと音声のような微少な振動を捉えることが出来ません。 金箔なら、世界に誇る金沢の金箔職人が幾らでも作ってくれます。
 
それから、物性を調べたところアルミと金は非常に似通っている為です。 比重と柔らかさ以外は、この両者、良く似ているんです。
金の比重は大きいので、慣性重量が気になりますが、1.5μmの薄さでは気にならないかな?.....と。
簡易的な音出しをしてみましたが、アルミと遜色ない音がしたので、まずは成功です。
 
2号機のエンジン部分は、殆どが非磁性体で作られています。 磁性体は、リボンを固定する部分のφ1.8mmのネジ4本のみ(本当は、ここにステンレス製のネジを使いたかったんですが、近所のホームセンターでは売っていなかったので)。  ネジを取り外す際には細心の注意を払って行ないます。ちょっと手元が狂うと、凄い勢いでネジが磁石に吸い寄せられるからです。 1号機では、10数回、同じミスを繰り返し、リボンを傷めてしまいました(汗)。
 
今後は、金箔の幅と長さのマッチング作用を行い、ベストなサイズを選んでゆこうと思っています。
 

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