« USBオーディオアンプキット『LV-1.0 』 | トップページ | JS-1 Tube お遊び継続中 »

2012年3月31日 (土)

悪いのはこいつだ! in PT6-J

Ws000006_2

苦労して手に入れたPT6-J。
実は、エージングが進むにつれ、だんだんと音が悪くなってしまいました。
 
歪みっぽくて、とても無線では使えない状態です。
 
真空管は全部新品に取り替えたし、主要なコンデンサも交換したのに何故??
 
意を決して今日、修理を試みました。 まず、歪みっぽい理由は、バイアス電圧がずれているのではないかと推定。 各部の電圧を調べたところ、何と、定格の1.5~2倍の電圧が印加されているではないですか!!
 
例えば、6V6のプレート電圧は、規定値285Vに対して、490V。 6SN7は、65Vに対して118V !!
 
ひえ~、真空管壊れちゃうよ、これ。
さてはトランスがやられたか、平滑コンがやられたか。或いは、抵抗値が経年変化でずれたか。
 
点検すること半日。 へとへとになりながら、最後に分かったのが『6V6カソード抵抗の断線』。 330Ω(2W)が断線していたのでした。  長さ30mmもある立派な抵抗が断線するなんて....

Defekt_reg

冷静に考えると、次のようなカラクリで各部の電圧が高くなっていたようです。
カソード抵抗が断線→プレート電流が流れない→電源サイドからみると無負荷状態に近くなる→(電流が流れないので)電圧が上がる。
 
ま、当然と言えば当然ですが、直感的にそこに行き着けないのが、真空管素人のなせる技。 とほほ。catface
 
抵抗を交換した後、各部の電圧を確認したところ、ほぼ規定の電圧になっていることを確認しました。 音も、本来の音になったので目出度し目出度し。
 
この分だと、抵抗も全取り替え.....かな? なにせ60年経っているアンプだしなあ...

|

« USBオーディオアンプキット『LV-1.0 』 | トップページ | JS-1 Tube お遊び継続中 »

HiFi Audio in SSB、音関連」カテゴリの記事

コメント

こんにちは。
原因の特定お疲れさまでした。特定できて良かったですね。
割と電流が流れる部分なので、疲労が顕著だったのかもしれません。
しかし、無負荷状態だから電圧上がる・・・って、言われれば
当然ですけど、やはりトランスとかを疑ってしまうなぁ~。
勉強になりました。

投稿: JI1ANI / 福井 | 2012年4月 1日 (日) 12時35分

>やはりトランスとかを疑ってしまうなぁ~。
>勉強になりました。

はい。大魔王も大変勉強になりました。
真空管アンプの電源部って、普通は安定化電源回路ではないので、やはり負荷の影響を大きく受けますね。
無負荷の時のトランスの出力電圧が、定格時に比べとんでもなく上昇することは経験上知っていたので、今回の現象の理由付けは何とかできました。

やはり、実機を相手に経験しないと知識がつかないことをつくづく実感したのでありました。

投稿: JA1BBP/ 早坂 | 2012年4月 3日 (火) 18時53分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/209564/54355372

この記事へのトラックバック一覧です: 悪いのはこいつだ! in PT6-J:

« USBオーディオアンプキット『LV-1.0 』 | トップページ | JS-1 Tube お遊び継続中 »