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2014年2月16日 (日)

AC 200V

Ac_200v_2

オーディオの世界では、AC 200Vで受電し、ステップダウントランスで100Vにした電源を使用すると、音が良くなるということがマニアの間で昔から知られています。

では、そもそも何故、200V系から電源を取ると音質が良くなるのか。 ピュアオーディオの世界では珍説、奇説がたくさんありますが、もし無線機でも音質向上効果があるとしたら、どういう理屈からなのか、電気理論に基づき仮説を立ててみました。

100v_200v

①電圧降下低減による効果
  電圧が2倍になると負荷電流は1/2に減る。単相2線式では負荷に流れた電流は再び、電源側に帰ってくるので電圧降下を起こす電路長は、ケーブル1往復分、すなわちケーブル長の2倍となる。
  一方、単相3線式では、電路の両端を流れる電流は位相が180°ずれているので打ち消し合い、中性線を流れる電流は(原則)0となる。 つまり負荷に向かった電流が戻ってこないので、電圧降下を起こす電路長はケーブル長に等しい。
  従って、200V系の電路における電圧降下は、単相100V系に比べ1/4に低下する。 (∵ 電流1/2で、電路の抵抗1/2)
  これは、太い電線を使用した時と同じ効果になるし、(電圧源側から見た)電力供給という点からも優位に働く。 
  特に音のアタック部分、即ち、音の急峻な立ち上がり時の電圧降下が大幅に減った分、低域の瞬発力やエネルギー感に好影響を与える。


②ノイズ低減による効果
 家庭内のAC100Vには、色々な周波数のノイズが重畳されており、決して教科書に載っているような理想的なサイン波ではない。 ←これは紛れもない事実。
 特にインバーターなどの高周波を扱う電子機器が増えた現代では、ノイズは増える傾向にある。
 これに対して、単相三線式200V配電はバランス(平衡)伝送なので、電路に乗った同相ノイズを相殺する効果があるため、AC 100Vに比べ音質が良くなる。

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実際、FT DX 5000などでAC 200Vを使用した経験からは、低域が締まり、音が全体的に筋肉質になった感じがしています。 あと、低域の『でろ~ん』という位相遅延を起こしたような音が無くなったように思います。低域~高域までの位相が全部揃っているような鳴り方とでも言うか。
多分、AC 100Vと200Vでの差を、何らかの指標で測定しようとしても多分出てこないのでは。きっと、過渡特性と言うか、動的特性での微妙な違いが音質の違いとして現れるようにも感じています。
はて、真実はいずこにありや? wobbly 
 

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