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2014年5月19日 (月)

大魔王、『TS-990の光デジタル入出力(S/PDIF)端子を活用する』の巻

Ts990s_rear_1_2

TS-990には光デジタル(S/PDIF)端子IN/OUTが装備されていますが、大魔王がこれまで使ってきたのは、実質"IN"だけ。

DEQ2496で処理した音声信号をS/PDIF端子から取り出し、TS-990に入力してSSB送信に使ってきました。 S/PDIFを使うことでグラウンドループが切れるため、インターフェアに強くなります。 また、何といっても、無線機内蔵のマイクアンプを経由しない分、音質面でも有利です(低域、高域共に特性が伸びます)。

 

さて、TS-990のS/PDIF "出力"は何に使っていたのかと言うと、WaveSpectraを使っての受信信号や、送信信号の周波数分析に使っていました。 そのために、サウンドインターフェイス(Sound Blaster Digital Music Premium HD)経由で、パソコンに信号を入れていました。 基本、受信信号を『聴く』目的では使っていませんでした。

何故、聴く目的で使っていなかったかと言うと、パソコン用のサウンドインターフェイスは、パソコン側での処理に時間が掛かるため遅延が発生するからです。 受信音を聞くだけなら問題はないのでしょうが、送信音のモニタには使えません。 経験した人なら分かるでしょうが、自分の声がコンマ何秒か遅れて聞こえてくると、人は話せなくなるのです。 モニタ音を小さくすれば話せるようになるのでしょうが、それだと送信音のモニタになりません。 

というわけで、結局のところ、フロントのPHONEジャックにヘッドフォンを挿す運用を続けていました。(PHONEジャックからの音は遅れませんからね)Ws000004_3

でも、TS-990のPHONEジャックからの音って、あまり良くないんです。 これは、比較しないと中々気づかないことですが、例えば、FT DX 5000と、TS-990の受信音を聴き比べた場合、大魔王はDX5000の方に軍配を上げます。 TS-990の音って、なんだか網戸越しに外を見ているような感じでスッキリしないんです。 もやっている感じがするんです。 両機の音に大差があるわけではないんですが、瞬時にヘッドフォンを切り替えて相対比較すると、そういう差があります。トリオファン、ケンウッドファンに喧嘩を売るつもりはないのですが、大魔王の耳ではそういう違いになって聞こえるのです。

さて、そうした中、以前、PCオーディオの再生用に買ったDAC(Digital to Analogue Converter)が最近、全然使われていないことに気づきました。 DR.DAC2 DXという奴です。 

『あ、勿体ない。TS-990の受信用に使おう』

このDAC、PCを介さないでもデジタル→アナログ変換してくれるので、再生遅延が殆んど発生しません。 うふっheart01 これなら送信モニタにも使える筈だ!

Ws000005_2

というわけで、早速、TS-990のS/PDIF出力をDR.DAC2 DXに入れて、受信音を聴いてみました。

sign03fuji

凄いsign01 今まで聴いていたPHONEジャックからの音が貧弱に思えるくらいの音の違いです。 具体的にいうと、PHONESからの音は、平面的で引っ込んで聞こえるのです。これが、上記で『網戸越しの風景』と表現した音です。

一方、S/PDIFから取り出したDR.DAC2 DX経由の音には、メリハリがあり、音が広がって聞こえます。更には低域の再現性が良いので音に深みがあります。 ひえ~、S/PDIF信号恐るべし! 無線機内蔵の低周波アンプを通す前の音って、こんなにピュアだったのかと感動した次第です。

因みに、信号のない周波数を受信したときにWaveSpectraで計測した周波数特性を紹介します。基本、ホワイトノイズに近い信号を受信することになるので、特性が真っ直ぐなほど特性が優れていると言えます。厳密な測定ではありませんが、大体の傾向は分かると思います。 先ずは、PHONEジャックから取り出した信号の特性。

Ts990_phone_jack_1_2

100Hzより下の領域で特性が垂れています。2kHzより上も垂れている傾向があります。 一方、S/PDIF出力からの信号は....

Ts990_spdif_1

受信帯域3kHzにおいて、殆どフラットな特性を維持しています。 これが聴感上の違いにも表れている訳です。 ま、無線機は通信が目的であり、所詮、測定器ではないので、『それがどうした?』と言われればそれまでなんですが、両者の違いを調べてみたらこうなりました....程度に受け止めて下さいまし coldsweats01

よし、これからは受信にDACを使おう!と思いきや、少々問題がありました。それは、TS-990のS/PDIF出力をDACに接続すると、これまで使ってきた、WaveSpectra(フリーソフトのスペアナ)による周波数分析ができなくなることです。 TS-990には、S/PDIF出力端子は1個しかないですから、基本、1系統分しか引き出せません。

そこで探したんです。S/PDIF用の分配器。即ち、二股ソケットの光版。 そうしたらあったんです、それが。

Ws000006_2

AL192SPLという光分配器ですが、これが結構の優れもの。快適に使えています。

これで遂に、TS-990のS/PDIF端子を入力、出力共に活用できるようになりました。うふっheart01

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